文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15
どんな本?(結論は伏せて)
生成AIを仕事で使い始めたものの、ちょっとした時短以上の手応えがない。本書はそんな人に向けて、AIを成果につなげるための使い方を、60の技法としてまとめた実用書です。
著者はマーケティングや広報のコンサルティング会社を経営し、自分の事業にAIを取り入れてきた実務家です。基本の操作から始まり、メールや議事録などの日常業務、アイデア出しと企画、行動計画と振り返り、問題解決、チームの運営へと、使う場面を順に広げていきます。プロンプトの例はそのまま試せる形で載っています。読み終えるころには、AIへの頼み方そのものを見直したくなるはずです。
こんな人に
生成AIを触ってはみたものの何に使えばいいかわからない人、文章の下書き以外に使い道を広げたい人に。企画や提案、振り返り、チームの運営まで、AIを日々の仕事にどう組み込むかの見取り図がほしい会社員や個人事業主の最初の一冊に向いています。
要点
- AIは一問一答の検索箱ではなく対話の相手。断片的なメモでもまず投げ、返ってきた案にツッコミと修正の依頼を重ねる「壁打ち」で仕上げていく。
- 丸投げはしない。誰に何が刺さるかを先に自分で考え、AIには切り口を広げさせ、選んで組み合わせて磨くのは人間が担う。最後に役割を与えて整えさせると質が上がる。
- 調べものは検索より先にAIへ、パソコンのトラブルは画面のスクリーンショットを貼って質問する。こうした小さな習慣から、AIを使う場面を増やしていく。
- 時短だけで終わらせず、発想法(逆算・視点の逆転・アナロジーなど)や振り返り、1on1の準備にもAIを組み込み、企画と行動とチームの質を上げる。
ここから先は、本の結論と主な主張まで書いています。読む前に中身を確かめたい人や、読み終えて振り返りたい人向けです。
本書の土台にあるのは、AIは一問一答で答えをもらう道具ではなく、対話しながら考えを広げる相手だという考え方です。誰に何が刺さるのかをまず自分で考えてから投げ、返ってきたたたき台に注文やツッコミを重ねて仕上げていく。人間は編集長として方向を決め、AIには切り口を広げさせる、という役割分担が全体を貫いています。
導入部では、調べものは検索より先にAIに聞く、困ったら画面のスクリーンショットを貼って尋ねる、最後に役割を与えて文章を整えさせる、といった基本の使い方を押さえます。第1章はメール・日報・議事録・資料作成など日常業務の時短です。第2章はアイデアの量産で、顧客の困りごとから逆算する、視点を逆転させる、SCAMPERやアナロジーを使うといった発想法をAIとの壁打ちに組み込みます。第3章ではリーンキャンバスやプレモーテムなどを使って、アイデアを実行計画に落とし込みます。第4章は小さな一歩とKPT・YWTによる振り返りで行動を続ける仕組み、第5章は複数の視点や問いかけで考えを深める問題解決、第6章は1on1やフィードバックなどチーム運営への応用です。最終章では、著者が自分の事業でAIをどう使ったかが紹介されます。AIは使う人の力を何倍にも増幅するもので、特別なスキルやプロンプトの暗記がなくても成果は変えられる、と著者は説きます。
読んだあとに考えたいこと
- 毎週くり返している作業のうち、AIにたたき台を任せられるものはどれだろうか。
- AIの答えをそのまま使っていないだろうか。自分ならどこにツッコむか。
- AIで浮いた時間を、本当はどんな仕事に使いたいだろうか。
読むときのコツ
まず導入部と第1章で基本の頼み方を試し、あとは自分の課題に近い章から拾い読みして構いません。プロンプト例は丸写しにするより、自分の仕事に合わせて言い換えて使うのがおすすめです。AIの画面や機能の名前は変わりやすいので、考え方を中心に読みましょう。AIを使い込んでいる人には基本的な内容が多めです。
次に読むなら
Claudeに絞って、文書作成から業務の自動化まで段階的に進めたいなら『Claude仕事術』へ。AIがどこまでできて何が苦手なのかを仕組みから理解したいなら、『人工知能は人間を超えるか』で土台を押さえておくと、使いどころの判断がしやすくなります。
運営者の書評
この本は、運営者(山野 健太)が読んで個人ブログに書評を書いています。上の要約・要点はブックリンカー編集部が別に書いたものです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





