ブックリンカー
『エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』の表紙
テクノロジー〜5時間標準

エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

著:広木大地

読了時間の目安 推定
約4.5時間約170,000字(〜5時間)
難しさ
標準ふだん本を読む人なら無理なく読める
ページ数
304ページ
出版社
技術評論社2018年2月
この本を記録
数字は、その本を記録した人の数です
無料で登録すると、読んだ本を本棚に残して、感想も書けます。無料で登録ログイン

PRこのページの購入ボタンはアフィリエイト広告です。Amazonのアソシエイトとして、ブックリンカーは適格販売により収入を得ています。また、楽天アフィリエイトを利用しています。

X でシェア

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/19

どんな本?(結論は伏せて)

技術的負債がたまる、経営とエンジニアの話がかみ合わない、見積もりが当たらない、チームの生産性が上がらない。ソフトウェア開発の現場でよく聞くこうした悩みは、本当に個人の力不足のせいなのでしょうか。

本書は、ITサービス企業で開発組織を率いた著者が、その根っこにある共通の原因を一つの視点から解きほぐす本です。個人の考え方から、一対一のメンタリング、チームの進め方、組織と設計の関係へと、扱う範囲を少しずつ広げながら話が進みます。現場の悩みが一本の線でつながって見えてくる一冊です。

こんな人に

エンジニアリングマネージャーやテックリードになり、チームの生産性やメンバーの育成に悩んでいる人に。開発チームとどう話せばよいかわからない経営者やプロダクトマネージャー、技術的負債や見積もりの議論がいつもこじれる職場の人にもすすめられます。

要点

  • エンジニアリングとは不確実なものを確実にしていく営みだ。組織の悩みの多くは、未来の不確実性と他人とのコミュニケーションの不確実性に行き着く。
  • メンタリングは相手の思考を整理し直す技術。傾聴・見える化・リフレーミングで、相手が自分で考え、動けるように支える。土台は心理的安全性。
  • アジャイルやスクラムは、スケジュール・目的・コミュニケーションの不確実性を、短いサイクルの検証と振り返りで減らしていく仕組みとして読み解ける。
  • 技術的負債は見えないことが問題で、見える化すれば判断できる。組織の形はシステムの形に表れるため、組織設計とアーキテクチャは一緒に考える。

読んだあとに考えたいこと

  1. いまチームで起きている対立は、誰かのせいなのか、それとも見えている範囲の違いなのか。
  2. 自分のチームでいちばん大きい不確実性は、スケジュール・目的・コミュニケーションのどれだろうか。
  3. メンバーとの一対一で、相手の話を最後まで聴けているだろうか。

読むときのコツ

第1章は思考法の話で抽象度が高めです。現場の悩みがはっきりしている人は、第4章(見積もり・スクラム)や第5章(技術的負債・組織設計)から読んでもかまいません。図が多く、ソフトウェア開発の基本用語を知っていると読みやすい本です。

次に読むなら

マネージャーの仕事とは何かを、成果と影響力の観点から体系的に学ぶなら、アンドリュー・グローブ『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』へ。エンジニアを「つくる人」として捉える視点を深めたいなら、ポール・グレアム『ハッカーと画家』があわせて読みたい一冊です。

運営者の書評

この本は、運営者(山野 健太)が読んで個人ブログに書評を書いています。上の要約・要点はブックリンカー編集部が別に書いたものです。

読んだ人の感想

読みこみ中…

感想を書くにはログインが必要です。

この本が好きなら

あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。