ブックリンカー
『やり抜く力 GRIT(グリット)』の表紙
働き方・キャリア5時間〜標準

やり抜く力 GRIT(グリット)

著:アンジェラ・ダックワース訳:神崎朗子

読了時間の目安 推定
約5.5時間約200,000字(5時間〜)
難しさ
標準ふだん本を読む人なら無理なく読める
ページ数
376ページ
出版社
ダイヤモンド社2016年9月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15

どんな本?(結論は伏せて)

厳しい訓練で知られる陸軍士官学校で、最後まで脱落しないのはどんな人か。成績優秀で体力もある候補生が去り、そうでもない候補生が残るのはなぜか。心理学者の著者は、数学教師や研究者としての経験から、成功を分けるのは才能だけではないと考えるようになります。

本書は、長期的な目標に向けた「情熱」と「粘り強さ」を「やり抜く力(グリット)」と名づけ、それが何で、どれほど大事で、どうすれば伸ばせるのかを、自身の研究や一流の人々への聞き取りをもとに順に論じます。才能と努力の関係をどう見直すのか、確かめながら読んでみてください。

こんな人に

才能のある人にはかなわないと感じて、努力を続ける意味を見失いかけている人に。資格の勉強や新しい仕事など、長く続ける必要がある目標を抱えている人、部下や子どもに粘り強さをどう育てればよいか悩んでいる人にも、考え方の土台をくれる本です。

要点

  • 「才能×努力=スキル」「スキル×努力=達成」。努力は二度効いてくるので、才能の差より努力を続けるかどうかの差のほうが結果に大きく響く。
  • やり抜く力は内側から伸ばせる。手がかりは、心から面白いと思える「興味」、弱点を狙う意図的な「練習」、人の役に立つという「目的」、そしてつまずいても立て直せると信じる「希望」の四つ。
  • 大きな目標はあきらめず、そこへ向かう手段の目標は柔軟に変えてよい。目標に階層をつけて考えると、粘り強さと柔軟さを両立できる。
  • 温かく支えながら高い期待もかける関わり方や、難しいことを区切りまで続ける経験、そうした文化をもつ集団が、まわりの人のやり抜く力を育てる。

読んだあとに考えたいこと

  1. 自分がいちばん長く続けてきたことは何か。それはなぜ続いたのだろうか。
  2. いまの仕事で、弱点をねらって意図的に練習している時間はどれくらいあるだろう。
  3. 自分の仕事は、誰の役に立っていると言えるだろうか。

読むときのコツ

第1部で全体像をつかみ、第2部は自分の働き方、第3部は子育てや部下育成の視点で読むと身につきます。研究の紹介と人物の取材が交互に出てきて読みやすい翻訳です。なお、のちの研究では、グリットは「勤勉性」という性格特性と重なりが大きいという指摘もあります。

次に読むなら

第2部の「希望」の考え方をもっと深く知りたいなら、ドゥエックの『マインドセット「やればできる!」の研究』へ。能力は伸ばせると信じるかどうかで、挑戦や失敗への向き合い方がどう変わるかを掘り下げます。続ける力を日々の行動に落とすなら、『複利で伸びる1つの習慣』も相性のよい一冊です。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。