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『敗者のゲーム[原著第8版]』の表紙
お金・投資〜5時間標準

敗者のゲーム[原著第8版]

著:チャールズ・エリス訳:鹿毛雄二・鹿毛房子

読了時間の目安 推定
約4.5時間約160,000字(〜5時間)
難しさ
標準ふだん本を読む人なら無理なく読める
ページ数
293ページ
出版社
日本経済新聞出版2022年1月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/14

どんな本?(結論は伏せて)

なぜ多くの投資家は、市場の平均にすら勝てないのか。著者は、長く資産運用業界の第一線で機関投資家に助言してきたコンサルタントです。書名は、プロのテニスは好打で勝負が決まるのに、アマチュアの試合はミスの少ない方が勝つという話から来ています。

本書は、運用の世界がこの数十年でどう変わったかをたどり、市場に勝とうとする試みがなぜ割に合わなくなったのかを論じたうえで、個人が長期の資産づくりで本当に考えるべきことへと進みます。改訂を重ねて読み継がれ、原著第8版では新たな章も加わりました。

こんな人に

積立投資を始めたものの何を基準に考えればいいか迷っている人や、ニュースのたびに売り買いしたくなる人に。銘柄選びより、長く続けられる資産運用の考え方を身につけたい人に向きます。退職金など大きなお金の扱いを考えはじめた人にも。

要点

  • プロどうしが競う今の市場では、コストを差し引いて平均に勝ち続けるのは難しい。運用は、ミスを減らした方が勝つ「敗者のゲーム」になった。
  • 市場に勝とうとするより、市場全体に連動する低コストのインデックス・ファンドで平均をとる方が、多くの人にとって理にかなった選択になる。
  • 成果を大きく左右するのは資産配分。いつお金が要るか、どれだけの下落に耐えられるかから配分を決め、方針を書き出しておく。
  • 最大の敵は、熱狂や恐怖にかられて方針を変える自分自身。決めた方針を長期で守り続けることが勝ち方になる。

読んだあとに考えたいこと

  1. 自分のお金は、いつ・何のために必要になるのか。それを書き出せるだろうか?
  2. 相場が大きく下がったとき、自分はどう動きそうか。その時のための約束を決めてあるだろうか?
  3. いま払っている手数料やコストを、長い期間で見積もったことはあるだろうか?

読むときのコツ

短い章が積み重なる構成で、専門用語は出てきますが数式はほとんどありません。米国の制度や事例が中心なので、税制などは日本に読みかえて。急ぐなら、市場に勝つのが難しい理由を説く序盤と、資産配分や運用方針を扱う章を先に読むと要点がつかめます。

次に読むなら

お金の判断を心理の側から考えるなら『サイコロジー・オブ・マネー』。本書と響きあう主張が多く、あわせて読むと理解が深まります。人がなぜ相場で判断を誤るのかを理論から知りたいなら、行動経済学の土台となった『ファスト&スロー』へ。お金の原則を寓話で味わうなら『バビロンの大富豪』も。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。