- 読了時間の目安 推定
- 約4時間約140,000字(〜5時間)
- 難しさ
- 入門前提知識なしで読める
- ページ数
- 280ページ
- 出版社
- ダイヤモンド社2020年9月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15
どんな本?(結論は伏せて)
老後のために、とにかくお金を貯めておく。多くの人が正しいと信じているこの考え方に、本書は正面から疑問を投げかけます。働いて得たお金は使ってはじめて人生の経験に変わるのに、貯めたまま死んでしまえば、その分の時間はむだに働いたことになるのではないか、と。
著者はヘッジファンドの経営などで財を成したアメリカの実業家です。お金・健康・時間のバランスや、年齢とともにできることが変わっていく点に目を向けながら、お金を人生の満足に変えるための考え方を9つのルールにまとめています。貯金の常識をいったん横に置いて、残りの人生をどう使うかを考えたくなる一冊です。
こんな人に
将来が不安でつい貯め込み、やりたいことを後回しにしている人に。老後資金の計画を考え始めた人や、資産形成は進んでいるのにお金の使い道に迷っている人、子どもへの援助の時期を考えている親にも、お金と時間の関係を見直すきっかけになります。
要点
- 人生の豊かさは経験の合計で決まる。よい経験は思い出として何度も喜びを返す「記憶の配当」を生むので、早く積むほど価値が大きい。
- お金を楽しむ力は健康と時間に左右され、年齢とともに衰える。やりたいことの「賞味期限」を意識し、数年ごとの「タイムバケット」に配置して計画する。
- 資産は増やし続けるのではなく、ある時期から取り崩していく。子どもには、死後ではなく相手にとって最も役立つ時期に与える。
- 目標はゼロで死ぬこと。使い切れずに残ったお金は、そのために働いた時間が人生の経験に変わらなかったことを意味する。
ここから先は、本の結論と主な主張まで書いています。読む前に中身を確かめたい人や、読み終えて振り返りたい人向けです。
本書の中心にあるのは、人生の豊かさは経験の積み重ねで決まる、という考え方です。よい経験は終わったあとも思い出として何度も喜びを返してくれる(著者はこれを「記憶の配当」と呼びます)ので、早い時期に積むほど価値が大きくなります。一方、お金から楽しみを引き出す力は健康と時間に左右され、年をとるほど衰えます。だから、必要以上に貯め込んで使わずに死ぬのは、人生の時間をむだにすることだと著者は考えます。
ここから9つのルールが導かれます。今しかできないことに投資し、一刻も早く経験にお金を使う。目標は資産をゼロにして死ぬこと。そのために人生最後の日を意識し、子どもには死んだあとではなく、それが最も役立つうちに与える。年齢に合わせてお金・健康・時間のバランスを最適化し、やりたいことには「賞味期限」があると意識する。著者は、人生を数年ごとの「タイムバケット」に区切り、やりたいことをどの時期に行うか配置してみる方法を勧めています。資産は増やし続けるのではなく、45〜60歳ごろを目安に取り崩し始める。そして、若いうちほど失うものが少ないので、大胆にリスクを取る。お金は人生を豊かにするための手段であり、使い切る計画を立てることこそが大切だ、というのが本書の結論です。
読んだあとに考えたいこと
- いまの年齢だからこそできて、10年後には難しくなることは何だろうか。
- 自分の貯金の目的を、金額ではなく「何をするためか」で言えるだろうか。
- 家族や大切な人に何かを渡すとしたら、いつがいちばん役立つだろうか。
読むときのコツ
9つのルールが章ごとに並ぶ構成で、訳文は平易です。アメリカの事情を前提にした話(税金や年金、医療費など)は、日本の制度に置きかえて読む必要があります。「ゼロで死ぬ」は極端に聞こえますが、目指す方向として受け取り、実際の資産計画は自分の状況に合わせて考えましょう。
次に読むなら
お金と幸せの関係を、人の心理や行動のくせから考えるなら『サイコロジー・オブ・マネー』へ。長くなった人生で働き方とお金の計画をどう組み直すかを考えるなら『LIFE SHIFT』が視野を広げてくれます。
運営者の書評
この本は、運営者(山野 健太)が読んで個人ブログに書評を書いています。上の要約・要点はブックリンカー編集部が別に書いたものです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
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あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
