ブックリンカー
『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』の表紙
ビジネス5時間〜標準

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

著:アンドリュー・S・グローブ訳:小林薫

読了時間の目安 推定
約5.5時間約190,000字(5時間〜)
難しさ
標準ふだん本を読む人なら無理なく読める
ページ数
333ページ
出版社
日経BP2017年1月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/14

どんな本?(結論は伏せて)

インテルを世界的な半導体メーカーに育てた経営者アンドリュー・グローブが、現場のマネジャーに向けて書いたマネジメントの教科書です。原著は1983年刊。日本では長く手に入りにくかったものが、シリコンバレーの経営者たちの推薦を受けて新訳で復刊しました。

話は、朝食を出す小さな店を「工場」に見立てるところから始まります。卵をゆで、トーストを焼き、コーヒーを注いで客に出す流れを、エンジニアらしく部品に分けて眺めるのです。その目で、会議、意思決定、計画、組織のかたち、人の育て方と評価へと、マネジャーの毎日の仕事を一つずつ解きほぐしていきます。

こんな人に

はじめて部下をもったマネジャー、チームの成果に責任をもつようになったリーダーに。会議が多すぎる、1対1の面談で何を話せばいいかわからない、評価面談が苦手、といった具体的な悩みにヒントがあります。マネジメントを「なんとなく」ではなく仕組みで考えたい人に。

要点

  • マネジャーのアウトプットは、自分の組織と、影響を及ぼすまわりの組織のアウトプットの合計。だから、てこの効く活動に時間を集中させる。
  • 朝食工場の例のように、仕事を工程に分け、いちばん時間のかかる工程から逆算し、問題はなるべく早く安い段階で見つける。
  • 会議はマネジャーの仕事の場そのもの。部下が主役になって話す1対1の面談は、情報を得て判断の質を上げるための強力な手段になる。
  • 部下の成果を上げる手段は動機づけと訓練。訓練はマネジャー自身の仕事であり、部下の仕事に対する成熟度に応じて関わり方を変える。

読んだあとに考えたいこと

  1. 今週の自分の時間のうち、チーム全体の成果を大きく動かす活動にはどれだけ使えただろうか。
  2. 部下との1対1の時間は、部下が話したいことを話す場になっているだろうか。
  3. 部下の成果が上がらないとき、それは能力の問題か、意欲の問題か、見分けられているか。

読むときのコツ

1980年代の工場やオフィスの例が多いので、細部より考え方をくみ取る読み方が向きます。朝食工場の章で全体の見方をつかんだら、会議・ワン・オン・ワン・評価など、いま困っている章から拾い読みしても大丈夫です。新訳で文章は読みやすく、図表もあります。

次に読むなら

仕事を工程とボトルネックで見る発想を物語で味わうなら『ザ・ゴール』。チームを超えて、長く続く会社の仕組みに関心が広がったら『ビジョナリー・カンパニー』へ。マネジャー自身の仕事の質、つまり何に取り組むかを絞る技術を磨くなら『イシューからはじめよ』が役に立ちます。

読んだ人の感想

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あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。