- 読了時間の目安 推定
- 約4時間約150,000字(〜5時間)
- 難しさ
- 入門前提知識なしで読める
- ページ数
- 280ページ
- 出版社
- 翔泳社2018年2月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15
どんな本?(結論は伏せて)
主人公の江島は、受託開発の会社で働く20代のエンジニア。忙しく混乱した現場に不満を抱えながらも、自分から何かを変えることはできずにいました。ある社外の勉強会での出会いをきっかけに、彼はたった一人で小さな改善を始めます。
本書は、その歩みを物語で追いながら、アジャイル開発やチームづくりの考え方と手法を学べる本です。物語は一人からチーム、そして社外の人まで巻き込む3部構成で、各話のあとに作中で使った手法の解説がつきます。自分の現場でも明日から何か始められそうだ、と思わせてくれる一冊です。
こんな人に
職場のやり方に不満はあるけれど、自分に何ができるのかわからない若手エンジニアに。アジャイルやスクラムの名前は聞いたことがあっても、現場でどう始めればよいか想像できない人や、チームの改善を任されたリーダーにも向いています。
要点
- 改善は、誰かの許可や体制の変化を待たなくても、気づいた一人が小さく始められる。まず自分の仕事を見える化し、ふりかえることから。
- チームとは、メンバーどうしの期待がそろっている状態のこと。目的や働き方の約束事を言葉にして、定期的に見直す。
- 計画は変わるもので、変わるのは学んだ証拠。見積もりは完璧さより、すばやく安く出して計画に反映させることを重んじる。
- 自分の持ち場の外へ踏み出す「越境」によって、チームや組織の壁を越えて関係者を巻き込み、ユーザーにとっての価値に近づける。
ここから先は、本の結論と主な主張まで書いています。読む前に中身を確かめたい人や、読み終えて振り返りたい人向けです。
第1部「一人から始める」では、江島がタスクを見える化するボードや朝会、ふりかえりを一人で始めます。上司との関係に悩み、会社を辞めることも頭をよぎりますが、やがて関心を持つ同僚が現れ、二人で改善を進め、社内の勉強会を開くまでになります。
第2部「チームで強くなる」では、新しい開発チームでスクラムを本格的に取り入れます。最初は反発もありますが、外から加わったスクラムマスターの助けを借りて、チームの目的をそろえ、互いの期待や働き方のルールをすり合わせていきます。作業の抱え込みや計画の行き詰まりといった壁にぶつかるたびに立ち止まって向き直り、新しいメンバーを迎え、やり方も見直しながら、リリースを終えてチームは解散します。
第3部「みんなを巻き込む」では、より大きな案件で、計画重視のリーダーとの対立や、別のチーム・デザイナー・営業との行き違いに直面します。江島は相手の立場から本当の必要を探り、ユーザーストーリーマッピングやMVP、ユーザーへのインタビューで道を開きます。自分の持ち場の外へ踏み出す「越境」を重ねて、江島は周りを動かす側へと成長していきます。
読んだあとに考えたいこと
- いまの職場で、自分一人でも明日から始められる小さな改善は何だろうか。
- チームのメンバーが自分に期待していることを、本人たちに確かめたことはあるだろうか。
- 最近、自分の持ち場の外に踏み出したのはいつだろうか。
読むときのコツ
物語部分は会話が中心で、小説のようにすらすら読めます。各話のあとの解説は、手法の要点を確かめたいときに読み返す使い方でもかまいません。自分の状況に近い部から読むのも手で、一人で悩んでいるなら第1部、チームを率いる立場なら第2部が入りやすいでしょう。
次に読むなら
物語の中で起きていたチームの悩みを、不確実性という一つの視点から理論的に整理したいなら、広木大地『エンジニアリング組織論への招待』へ。物語で仕事の改善を学ぶ形が合った人には、工場のボトルネックを探す『ザ・ゴール』もおすすめです。
運営者の書評
この本は、運営者(山野 健太)が読んで個人ブログに書評を書いています。上の要約・要点はブックリンカー編集部が別に書いたものです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
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あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
