文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15
どんな本?(結論は伏せて)
外資系コンサルティング会社出身の大石哲之さんが、自身の経験と、各界で活躍する元コンサルタントへの取材をもとに、「入社から15年たっても役に立っていること」を30のスキルにまとめた本です。
話し方、考え方、資料づくりなどのデスクワーク、仕事に向かう姿勢の四つの章に分かれ、新人時代に先輩から鍛えられたエピソードを交えながら、それぞれのスキルを紹介します。題名にコンサルとありますが、扱うのはどの業界・職種でも通用する基本で、社会人一年目の人にもわかるように書かれています。
こんな人に
新入社員や社会人2〜3年目で、仕事の基本を一通り見直したい人に。報告がわかりにくいと言われる、資料づくりに時間がかかる、会議で発言できないといった悩みに、具体的な型をくれます。コンサル業界を志望する就活生や、後輩に基本を教える立場の人にも向きます。
要点
- 話すときはまず結論から、端的に。数字という事実で語り、駆け引きや言い訳をせず率直に話すことが、長い目で見て信頼につながる。
- 作業の前に「どう考えるか」を考える。ロジックツリーで問題を分け、仮説を立てて早く確かめることで、時間をかけずに答えの精度を上げていく。
- 提案は「雲・雨・傘」の型で、事実(雲が出ている)、解釈(雨が降りそうだ)、行動(傘を持っていく)を分けて組み立てる。
- 仕事の価値を決めるのは相手。約束を守り、相手の期待を少しでも超え続けることがプロの基本で、若いうちは誰と働くかが成長を左右する。
ここから先は、本の結論と主な主張まで書いています。読む前に中身を確かめたい人や、読み終えて振り返りたい人向けです。
第1章「話す技術」では、まず結論から話す、端的に話す、数字という事実で語る、といった基本が並びます。駆け引きや言い訳をせず率直に話すことが、長い目で見て信頼につながるとされます。第2章「思考術」では、作業に入る前に「どう考えるか」を考えること、ロジックツリーで問題を分解すること、事実・解釈・行動を分けて提案する「雲・雨・傘」の型、仮説を立てて検証をくり返す仮説思考などを紹介します。精度の高い答えに時間をかけるより、まず大まかな答えを早く出して確かめるほうがよい、という考え方です。
第3章「デスクワーク術」は、議事録や文書の書き方、パワーポイント資料のつくり方、資料作成のスピード、本の読み方などの実務です。第4章「ビジネスマインド」では、仕事の価値(バリュー)を決めるのは自分ではなく相手だという原則が軸になります。発言しないなら会議に出る意味はない、時間はお金だと意識する、約束を守って相手の期待を超え続ける、若いうちは何をするかより誰と働くかが大事で、師匠をもってそのやり方を真似る、といった心構えが示されます。こうした基本の型は、時代や職種が変わっても使い続けられる、というのが本書の結論です。
読んだあとに考えたいこと
- 最近の報告や説明で、結論を最初に言えていただろうか。
- いまの仕事で、相手が本当に価値を感じているのはどの部分だろうか。
- 自分にとって、そばで仕事のやり方を真似たいと思える人は誰だろうか。
読むときのコツ
30のスキルはそれぞれ数ページで完結し、どこから読んでもかまいません。各スキルに重要度と難易度が付いているので、重要度の高いものから読むのも一つの方法です。用語は平易で、コンサルの前提知識は要りません。図解版の『図解 コンサル一年目が学ぶこと』もあります。
次に読むなら
仮説思考や問題の立て方をもっと深めたくなったら『イシューからはじめよ』へ。何を解くべきかを見極める考え方が、本書の思考術の次の段階になります。新人としての心構えや日々の行動を幅広く確かめたいなら『入社1年目の教科書』も。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。

![『イシューからはじめよ[改訂版]』の表紙](https://img.hanmoto.com/bd/img/9784862763563.jpg)



