ブックリンカー
『HARD THINGS』の表紙
ビジネス5時間〜標準

HARD THINGS

著:ベン・ホロウィッツ訳:滑川海彦・高橋信夫

読了時間の目安 推定
約5.5時間約200,000字(5時間〜)
難しさ
標準ふだん本を読む人なら無理なく読める
ページ数
389ページ
出版社
日経BP2015年4月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15

どんな本?(結論は伏せて)

会社の資金が尽きかけたとき、共に創業した仲間を解雇しなければならないとき、経営者はどうすればいいのか。シリコンバレーの投資会社アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者が、自らの起業経験をもとに、経営書があまり書かない「本当に難しいこと」を語ります。

前半は、著者が1999年に創業したラウドクラウドが、ITバブルの崩壊に巻き込まれていく実話。後半は、その経験から引き出した、採用と解雇、組織づくり、CEOの心の持ちようについての具体的な助言です。決まった答えのない問題に向き合う人ほど、会社の行く末を追わずにいられなくなる一冊です。

こんな人に

起業した人、スタートアップや新規事業の責任者、部下の評価や解雇といった重い判断を任されるようになった管理職に。成功談より、資金が尽きかけたときや仲間を手放すときにどう考えたかを知りたい人に向きます。ひとりで決断を抱えて孤独を感じている人の支えにもなります。

要点

  • 経営には決まった答えのない難問がつきもの。何もかもうまくいかない「苦闘」の時期にこそ、逃げずに最善の手を考え抜くことがCEOの仕事になる。
  • 一発で解決する銀の弾丸はなく、地道な鉛の弾丸を撃ち続けるしかない。苦しい状況は社員に隠さず率直に伝えるほうが、組織は持ちこたえる。
  • レイオフは素早く、マネジャー自身が部下に伝える。幹部の解雇は採用する側の見込み違いでもあり、いまの会社の規模に合う人を選ぶ。
  • 会社が存亡の危機にある「戦時」と、優位を保って広げる「平時」では、CEOに求められる振る舞いが違う。状況を見極めて切り替える。

読んだあとに考えたいこと

  1. いま先送りしている「言いにくい決断」は何か。先送りを続けると何が起きるだろうか。
  2. 悪い知らせが、自分のところまで早く届く仕組みになっているだろうか。
  3. 自分のチームはいま「平時」と「戦時」のどちらにあるだろうか。

読むときのコツ

前半の起業の実話が後半の助言の背景になっているので、まずは頭から読むのがおすすめです。後半は章ごとに話題が独立しているため、採用・解雇・1対1面談など、いま必要なところから拾い読みもできます。ヒップホップへの言及が多いなど、語り口は砕けています。

次に読むなら

マネジャーの日々の仕事を体系立てて学びたい人には、著者が手本とする経営者の一人、インテルのアンドリュー・グローブによる『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』を。起業家の苦闘を物語として味わいたいなら、ナイキ創業者の自伝『SHOE DOG』も。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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あらすじ・要約などの文章は AI(Claude)が書いたもので、内容や主張、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。読了時間・難しさもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。