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『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』の表紙
働き方・キャリア〜5時間入門

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

著:森岡毅

読了時間の目安 推定
約4.5時間約160,000字(〜5時間)
難しさ
入門前提知識なしで読める
ページ数
308ページ
出版社
ダイヤモンド社2019年4月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/15

どんな本?(結論は伏せて)

USJをV字回復させたマーケターとして知られる森岡毅さんが、就職活動を前に「何がしたいのかよくわからない」と悩む娘のために書きためた文章を、一冊にまとめた本です。全編が子どもへの語りかけの形で書かれています。

やりたいことはどう見つければよいのか、世の中はどんな仕組みで動き、年収は何で決まるのか、自分の強みをどう知り、どう売り込むのか。マーケティングの考え方を自分のキャリアに当てはめて答えていきます。そして後半、著者は自分がいちばん苦しかったころの話を打ち明けはじめます。

こんな人に

就職活動を前に、何がしたいのかわからず悩んでいる学生や、いまの会社にいてよいのか迷っている若手社会人に。自分の強みがわからない人、働くことに不安を感じている人の背中を押してくれます。進路に悩む子どもに何を伝えればよいか考えている親にも向きます。

要点

  • 強みは、自分の「特徴」と、それが生きる「文脈」の組み合わせで生まれる。特徴は他人との比較ではなく、好きなことや心地よかった経験の中から探す。
  • 強みの方向は、考える力(T)、人とつながる力(C)、人を動かす力(L)の三つで見当をつけられる。どれが自分に近いかが、職能を選ぶ手がかりになる。
  • 会社はなくなることもあるので、会社ではなく身につけたい職能で就職先を選ぶ。どの業界でどの職能に就くかで、収入の伸び方は大きく変わる。
  • 弱点の克服に時間をかけすぎない。努力は強みの周辺の苦手にとどめ、どうしても必要なところは、それを強みとする人の助けを借りる。

読んだあとに考えたいこと

  1. これまでの経験で、時間を忘れて取り組めたことには、どんな共通点があるだろうか。
  2. 自分の強みはT・C・Lのどれに近く、いまの仕事はそれが生きる文脈になっているだろうか。
  3. いまの会社がなくなったとしても、自分に残る職能は何だろうか。

読むときのコツ

親から子への手紙のような語り口で、専門用語も少なく読みやすい本です。強みの見つけ方と自分のブランドづくりを扱う第3・4章が実践の中心で、第5章の苦しかった時期の話は著者の素顔が見える読みどころです。気になる章から読んでもかまいません。

次に読むなら

市場価値の測り方や会社の選び方をさらに具体的に考えたくなったら『転職の思考法』へ。長い人生全体で働き方をどう組み立てるかを考えるなら、『LIFE SHIFT』が視野を広げてくれます。

読んだ人の感想

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