ブックリンカー
『ぼくらの天使ゲーム』の表紙
小5〜中学長編

ぼくらの天使ゲーム

作:宗田理

対象の目安
小5〜中学
ボリューム 推定
約180,000字長編
ページ数
343ページ
出版社
角川書店1987年3月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

廃工場にたてこもって大人たちとわたりあった「七日間戦争」のあと、菊地英治たち東中1年2組の仲間は、クラス替えでばらばらにされてしまいます。それでもこっそり集まった仲間が思いついた新しい遊びが「天使ゲーム」。父さんのタバコに水をかける、お酒にしょうゆを入れる――1日1回、善いことをするふりをして、大人にいたずらをしかけるのです。

ところがある日、学校一の美人と評判だった3年生の先輩が、校舎の屋上から落ちて亡くなります。自殺とされたその死に納得できない英治たちは、自分たちで真相をさぐりはじめ、やがて大人の世界の暗い部分へと近づいていきます。いたずらと正義感がまじりあう、ぼくらシリーズの第2弾です。

こんな子におすすめ

『ぼくらの七日間戦争』で英治たちの仲間に加わりたくなった子に。いたずらが好きな子はもちろん、大人のずるさや身勝手さにもやもやしたことがある子なら、英治たちの作戦に胸がすく思いがするはずです。犯人さがしの要素もあるので、推理ものの入り口としても読めます。

読みどころ

  • 「一日一善」のふりをして大人にいたずらをしかける「天使ゲーム」。善行と悪ふざけの境目で遊ぶ英治たちのやりとりが、前半の読みどころです。
  • 笑える場面の一方で、先輩の死という重い出来事が物語の軸になり、前作より少しシリアスな空気が流れます。
  • つぶれかけた幼稚園をお年寄りのための「老稚園」に作りかえる作戦は、子どもと老人が手を組む痛快な場面です。幽霊のうわさで地上げ屋を追いはらうくだりも、ぼくららしい知恵と悪ふざけの見せ場です。

読んだあとに話したいこと

  1. 「いいこと」をしたのに、相手にいやがられたことはある? どうしてだと思う?
  2. 英治たちのやり方は、正しいと思う? やりすぎだと思う?

おうちの方へ

『ぼくらの七日間戦争』の続編で、中学1年の2学期が舞台です。英治や相原、ひとみなど前作の仲間がそろって登場し、前作を読んでいると人物関係がわかりやすいですが、話は独立しているので、この巻から読むこともできます。先輩の妊娠と死、暴力団による地上げなど、前作よりも大人の事件が中心になります。ひとり読みは小学5年生〜中学生が目安。

次に読むなら

前作は『ぼくらの七日間戦争』。この巻だけでも読めますが、仲間たちの顔ぶれや性格は前作で知っておくとより楽しめます。ぼくらシリーズはこのあとも『ぼくらの大冒険』などたくさん続きます。同じく中学生の世界を、笑いより心の揺れから描く作品なら『バッテリー』もおすすめです。

読んだ人の感想

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。