- 対象の目安
- 小3〜小6
- ボリューム 推定
- 約32,000語長編
- ページ数
- 184ページ
- 出版社
- HarperTrophy1952年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29
どんなお話?(ネタバレなし)
農場の娘ファーンは、生まれたばかりの小さな子ブタが、弱いからという理由で始末されそうになっているのを知り、必死で止めます。ウィルバーと名づけられた子ブタは、ファーンにかわいがられて育ち、やがておじさんのザッカマンさんの納屋で暮らすことになります。
さびしがるウィルバーに声をかけてくれたのは、納屋の入り口に巣をはるクモのシャーロットでした。ところがある日、ウィルバーはおそろしい運命を知らされます。ちいさなクモに、ブタの命を救うことができるのでしょうか?
こんな子におすすめ
虫が苦手な子でも、クモのシャーロットにはきっと心をつかまれます。動物を飼いたくてたまらない子や、生きものの命について考えはじめた小学校中学年以上の子に。英語で長編に挑戦したい高学年の子にとっては、時間をかけてじっくり取りくむ目標になる本です。
読みどころ
- さびしさのあまり、ウィルバーが自分でも巣を張ろうとして失敗する場面は、こっけいでせつない名場面。シャーロットとのやりとりに、ふたりの性格のちがいがよく表れています。
- 納屋のガチョウは、同じ言葉を3回ずつくり返すくせのある話し方をします。英語で読むとこの口ぐせが音として楽しく、声に出して読みたくなる部分です。
- 食いしんぼうで自分勝手なネズミのテンプルトンは、いやなやつなのにどこか憎めません。品評会の場面での彼のふるまいが、物語にユーモアを添えています。
- 季節のうつりかわりや納屋のにおい、雨の音まで丁寧に書きこまれた文章は、農場を知らない子にも一年の流れを感じさせてくれます。ガース・ウィリアムズの挿絵も、場面の理解を助けます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ウィルバーは、太らせたらクリスマスにハムやベーコンにされるのだと羊から聞かされ、泣きさけびます。シャーロットは、きっと助けてあげると約束します。
シャーロットが考えたのは、巣に文字を編みこむことでした。ある朝、巣に「すごいブタ」という意味の言葉があらわれ、ザッカマンさんたちや町の人は大さわぎ。そのあともシャーロットは、ネズミのテンプルトンに言葉の切れはしを探してもらいながら、ウィルバーをほめる言葉を次々と巣に書いていきます。ウィルバーは有名になり、郡の品評会に出ることになります。
シャーロットは卵のうを産む時期が近づき体も弱っていましたが、いっしょに品評会へ行きます。ウィルバーは特別賞を受け、もう殺されることはなくなりました。しかしシャーロットは、自分の命がもうすぐ終わることをウィルバーに告げます。ウィルバーはテンプルトンに頼んで卵のうを持ち帰り、シャーロットはひとり品評会場で静かに死んでいきます。
春になると卵から子グモたちが生まれ、多くは風に乗って旅立ちますが、3びきが納屋に残ります。ウィルバーはその子どもたちや孫たちと暮らしながら、シャーロットのことを一生わすれませんでした。
読んだあとに話したいこと
- シャーロットは、どうしてあんなにウィルバーのためにがんばったのだと思う?
- テンプルトンはいいやつ? いやなやつ? どんなところからそう思った?
- ファーンは物語が進むにつれて、少しずつ納屋からはなれていきます。それはなぜだと思う?
- きみが友だちのために「言葉」で何かしてあげられるとしたら、どんな言葉を選ぶ?
おうちの方へ
英語は約3万語の本格的な児童文学で、農場の生活や動物の描写に知らない単語も多く、英語のひとり読みは上級者向け。まずは日本語版『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)で読んでから原書に挑むのもおすすめです。シャーロットの死はしずかに描かれますが、悲しい場面なので、読んだあとに気持ちを話しあう時間を。
次に読むなら
同じE・B・ホワイトの作品では、ネズミそっくりに生まれた男の子の冒険を描く Stuart Little(『スチュアート・リトル』)が、もう少し軽やかに読めます。動物と子どもの友情の物語をもう一冊なら、一匹の犬が町の人々をつないでいく Because of Winn-Dixie(『きいてほしいの、あたしのこと』)を。挿絵のガース・ウィリアムズは『大きな森の小さな家』の絵も手がけているので、開拓時代の農場の暮らしへと興味を広げるのもおもしろいでしょう。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Because of Winn-Dixie
Kate DiCamillo
「動物」「友情」のお話・同じくらいの長さ

大きな森の小さな家
ローラ・インガルス・ワイルダー
日本語の本・同じくらいの長さ

The One and Only Ivan
Katherine Applegate
「動物」「友情」のお話・同じくらいの長さ

Flashback
Shannon Messenger
「友情」「動物」のお話・同じくらいの長さ

Freak the Mighty
Rodman Philbrick
「友情」「成長」のお話・同じくらいの長さ
この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
