- 対象の目安
- 小5〜高校
- ボリューム 推定
- 約38,000語長編
- ページ数
- 176ページ
- 出版社
- Scholastic1993年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
マックスは、体は大人なみに大きいけれど勉強が苦手で、自分のことを頭がからっぽだと思いこんでいる少年。祖父母の家の地下室で、ひっそりと暮らしています。ある夏、となりにケヴィンという男の子が母親と引っ越してきます。病気のせいで体はとても小さく、松葉づえをついていますが、頭の回転は抜群。みんなからは「フリーク」と呼ばれています。
マックスがフリークを肩に乗せて歩けば、ふたりは最強のコンビ「フリーク・ザ・マイティ」に。アーサー王の騎士のように、町で冒険をくり広げていきます。
こんな子におすすめ
自分には取りえがないと思っている子、あるいは体のことでからかわれた経験のある子に。ひとりでは足りないところがあっても、ふたりなら最強になれる。そんな友情のかたちを、冒険とユーモアたっぷりにえがきます。短めの長編なので、英語の本をはじめて一冊読みとおしたい中学生にもおすすめです。
読みどころ
- 巻末には、フリークが作った辞書がついています。むずかしい単語をフリーク流に説明したもので、英語を学ぶ読者にとってもうれしいおまけです。
- アーサー王と円卓の騎士の物語が大好きなフリークは、町での出来事を騎士の冒険に見立てていきます。ふつうの日常が、ふたりの目を通すと壮大な冒険に変わります。
- 語り手のマックスは自分を頭が悪いと思っていますが、その語りはユーモアにあふれ、ときにはっとするほど鋭いもの。読み進めるうちに、彼の本当の力が見えてきます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ふたりは不良グループから身を守り、下水道で見つけたハンドバッグを持ち主に届けるなど、騎士の冒険を重ねます。フリークと過ごすうちに、マックスは本を読むことや、自分の頭で考えることの楽しさを知っていきます。
クリスマス・イブの夜、刑務所から仮釈放されたマックスの父が、マックスを連れ去ります。父は、かつてマックスの母を殺した人でした。とじこめられたマックスは、母が命をうばわれた夜に自分が見たものを思い出します。父がさらに暴力をふるおうとしたとき、フリークが知恵を使って助けにかけつけ、父は再び逮捕されます。
フリークは、自分はいずれロボットの体をもらう特別な手術を受けるのだと話していましたが、それは本当ではありませんでした。病気のせいで、フリークの体は長くは生きられなかったのです。フリークは病院で亡くなってしまいます。
フリークがくれた白紙のノートに、マックスは自分たちの物語を書きはじめます。それがこの本なのです。
読んだあとに話したいこと
- マックスとフリークは、たがいに何をあげて、何をもらったと思う?
- フリークがロボットの体の話をしていたのは、なぜだろう?
- きみにとって、自分の苦手なところをおぎなってくれる友だちはいる?
おうちの方へ
マックスの一人称はくだけた口語でユーモラス。一方フリークは難しい単語を使いたがるので、語彙の幅があります。目安は英検準2級〜2級程度。父親による母親殺し、誘拐、親友の死がえがかれます。日本語版は講談社『フリーク・ザ・マイティ 勇士フリーク』。続編 Max the Mighty、映画版 The Mighty(1998年)もあります。
次に読むなら
障がいのある少女が言葉を手に入れる Out of My Mind(『わたしの心のなか』)、顔のちがいを乗りこえて友情を築いていく Wonder(『ワンダー』)は、この本のあとに読みたい2冊。もっと大人びた「はみだし者」たちの友情物語なら The Outsiders へ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Out of My Mind
Sharon M. Draper
「成長」「泣ける」のお話・同じくらいの長さ

Wonder
R. J. Palacio
「友情」「成長」のお話・同じくらいの長さ

The Outsiders
S. E. Hinton
「友情」「成長」のお話・同じくらいの長さ

The Land of Stories: A Grimm Warning
Chris Colfer
「冒険」「成長」のお話・同じくらいの長さ

The Land of Stories: Worlds Collide
Chris Colfer
「冒険」「友情」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
