- 対象の目安
- 小3〜小6
- ボリューム 推定
- 約90,000字長編
- ページ数
- 254ページ
- 出版社
- 福音館書店1972年7月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
いまから150年ほど前のアメリカ。ウィスコンシンの大きな森のなかに、丸太でできた小さな家がありました。そこに住んでいるのは、とうさんとかあさん、ローラと姉さんのメアリイ、赤ちゃんのキャリー、そして犬のジャック。
近くには人の家もお店もありません。食べものも着るものも、家族みんなで作ります。夜になると、とうさんがバイオリンをひいてくれたり、むかし話をしてくれたり。森の一年を、ローラの目で見ていく物語です。
こんな子におすすめ
ものを作ることや、昔の人の暮らしに興味がある子に。電気もスーパーもない時代に、食べものから服まで家で作るようすは、工作や料理が好きな子の好奇心を強く刺激します。大きな事件が起きなくても、家族の日常をじっくり味わえる、落ちついた読書が好きな小学校中学年くらいの子に向いています。
読みどころ
- 肉の燻製、バター作り、チーズ作りなど、作業の手順が細かく書かれています。読んでいるうちに、家族の一年がどれほどの手間と工夫でできているかが実感として伝わってきます。
- 冬の夜、とうさんがバイオリンを弾き、昔の話を聞かせてくれる場面は、この本のなかでもっとも温かい時間。とうさんが語る子どものころの話は、物語のなかの物語として楽しめます。
- ガース・ウィリアムズの挿絵は、道具や服、家の中のようすを具体的に見せてくれます。文章だけでは思いうかべにくい開拓時代の暮らしを、絵がしっかり補ってくれます。
- 語りは幼いローラの目線に寄りそっていて、小さな子が感じるこわさやうれしさが素直に描かれています。姉のメアリイとのちょっとした張りあいには、きょうだいのいる子なら共感するはずです。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
大きな事件ではなく、森の暮らしの一年が季節の順にえがかれます。秋、とうさんは冬にそなえて狩りをし、豚をつぶして肉を燻製にし、かあさんは野菜をたくわえ、バターやチーズを作ります。
冬は雪にとじこめられ、家の中でとうさんのバイオリンやお話を楽しみます。クリスマスにはいとこたちがやってきて、ローラは手作りのお人形をもらって大喜びします。冬の終わり、とうさんが町へ出かけて留守の夜、かあさんは暗がりで牛だと思ってたたいたものが実はクマだったと気づき、ローラを抱えて家に逃げこみます。帰ってきたとうさんも、森の中でクマだと思って身がまえた相手が木の切り株だったという話をします。
春が近づくと、おじいさんの家でかえで糖作りとダンスパーティーがひらかれます。春から夏にかけては、町へ買い物に出かけたり、畑や収穫を手伝ったりします。
こうして一年がめぐり、ふたたび冬を迎えようとする小さな家で、ローラはとうさんのバイオリンを聞きながら、いまこの時間のしあわせをかみしめます。
読んだあとに話したいこと
- ローラの家の仕事のなかで、あなたがいちばんやってみたいのはどれ?
- 電気もお店もない森で暮らすとしたら、何がいちばん困ると思う?
- とうさんのお話のなかで、心に残ったのはどれ?
- ローラの家族といまのあなたの家族、同じところとちがうところはどこだろう?
おうちの方へ
開拓時代の暮らしが細かくえがかれ、食べものや道具作りの場面が楽しい本です。読み聞かせなら小学2・3年生から、ひとり読みは3・4年生くらいから。豚をつぶす場面や狩りの話があるので、敏感な子には前もって伝えておくと安心です。続編に『大草原の小さな家』などがあります。
次に読むなら
物語は『大草原の小さな家』へと続き、一家は森を出て西へ向かいます。シリーズを順に追えば、ローラが少しずつ大きくなっていく姿を何冊にもわたって見守れます。女の子の目から見た昔の暮らしという点では、カナダの島を舞台にした『赤毛のアン』も、高学年になったら手渡したい一冊。農場の暮らしと動物たちを描いた『シャーロットのおくりもの』は、同じガース・ウィリアムズの挿絵で、読みくらべると絵の楽しみも広がります。
読んだ人の感想
読みこみ中…
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この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





