Henry and Mudge: The First Book
- 対象の目安
- 小1〜小3
- ボリューム 推定
- 約815語すこし長め
- ページ数
- 40ページ
- 出版社
- Simon Spotlight1987年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
ヘンリーには、きょうだいがいません。住んでいる通りには、ほかに子どももいません。「弟か妹がほしい」と言っても、「引っこしたい」と言っても、おとうさんとおかあさんの答えはノー。
そこでヘンリーは、「犬を飼いたい」とたのんでみました。ふたりは顔を見あわせて――イエス。
やってきたのは、たれ耳で、しわしわの顔の子犬、マッジ。ところがマッジはどんどん大きくなり、首輪を7つも買いかえて、ついには体重80キロをこえる大型犬に。ヘンリーとマッジの毎日は、すっかり変わっていきます。
ひとりぼっちの男の子と、大きな大きな犬の、はじめての一冊です。
こんな子におすすめ
犬を飼っている子、犬を飼いたくてたまらない子に。転校や引っこしで近所に友だちがいない時期の子にも、ヘンリーの気持ちはよくわかるはずです。英語なら、Frog and Toad より一段やさしいレベルで「章がある本」を読みきれるので、ひとり読みのいちばん最初の章の本に。
読みどころ
- ヘンリーがひとりでは学校への道中にこわいものばかり考えていたのに、マッジといっしょだと楽しいことを考える――この対比だけで、犬がいる意味がまるごと伝わります。
- マッジが迷子になる章は、犬の側の視点で書かれています。家のにおいがしなくなった、という書き方で、小さな子にも「迷子」のこわさが実感できます。
- スージー・スティーヴンソンのやわらかな水彩の絵は、マッジの大きさを強調するので、ヘンリーに飛びつく場面の迫力とおかしさが伝わります。
- 英文はごく短く、「Henry」「Mudge」と交互に章題が付いています。and でつないだ短い文が多く、はじめてひとりで読む子でも1ページずつ進めます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ひとりっ子で、近所に友だちもいないヘンリーは、両親に犬をねだって、やっとイエスをもらいます。子犬のマッジは、たれ耳でよだれだらけの顔。ヘンリーはこのまま小さいままでいいと思いましたが、マッジはみるみる大きくなり、首輪を7本替え、体重は180ポンド(約80キロ)、身長はヘンリーの胸まで届くほどになりました。
学校へ歩いていくとき、以前のヘンリーは、トルネードやおばけ、いじめっ子、かみつく犬のことばかり考えていました。マッジがとなりを歩くようになってからは、バニラアイスや雨、石ころや、いい夢のことを考えるようになります。マッジも、ヘンリーのにおいのする部屋や、ヘンリーのベッドで寝るのが大好きでした。
ところがある日、マッジはヘンリーを待たずに、ひとりで散歩に出てしまいます。野原を越え、小川をわたり、森に入ったところで、家のにおいもヘンリーのにおいもしなくなりました。マッジは迷子になり、心細くて横になって鳴きます。
帰ってきたヘンリーは、マッジがいないことに気づき、呼んでも返事がないので泣きだします。でも、マッジが自分を置いて出ていくはずがない、きっと迷子なんだと思いなおし、さがしに出かけます。野原、小川、森と、呼びながら歩いていくと、マッジが飛びついてきて、ヘンリーの顔をなめまわします。
それからは、ふたりはいつもいっしょ。ときどき、ひとりぼっちになる悪い夢を見ることもありますが、目をさませば、となりにはいつも相手がいるのでした。
読んだあとに話したいこと
- マッジが来る前と来たあとで、ヘンリーの考えることはどう変わった?
- 迷子になったマッジは、どんな気持ちだったと思う?
- もし大きな犬を飼えるとしたら、どんな名前をつける?
おうちの方へ
Ready-to-Read のレベル2(約800語)で、1ページに短い文が数行。語彙は基本的で、同じ文の形がくり返されます。短い章に分かれ、1章ごとに区切りやすく、フォニックスで単語が読めるようになった子のはじめてのひとり読みにぴったりです。マッジが迷子になる章は少しさびしい場面ですが、すぐに再会します。全28巻の長寿シリーズです。
次に読むなら
シリーズは Henry and Mudge in Puddle Trouble など全28巻あり、同じ読みやすさで季節ごとのできごとが続きます。同じくらいの長さで友情を描く本なら Frog and Toad Are Friends が次の定番、動物が大活躍するおかしな章の本なら Mercy Watson to the Rescue へ。犬と子どものきずなをもっと長い物語で読みたくなったら、Because of Winn-Dixie が待っています。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Frog and Toad Are Friends
Arnold Lobel
「友情」「動物」のお話・同じくらいの長さ

Mercy Watson to the Rescue
Kate DiCamillo
「動物」「家族」のお話・同じくらいの長さ

Because of Winn-Dixie
Kate DiCamillo
「動物」「友情」のお話・ぐっと長め

Corduroy
Don Freeman
「友情」「家族」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid: Cabin Fever
Jeff Kinney
「家族」「友情」のお話・ぐっと長め
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
