ブックリンカー
『十五少年漂流記』の表紙
小5〜中学長編

十五少年漂流記

作:ジュール・ヴェルヌ訳:波多野完治

対象の目安
小5〜中学
ボリューム 推定
約140,000字長編
ページ数
285ページ
出版社
新潮社1951年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29

どんなお話?(ネタバレなし)

ニュージーランドの寄宿学校に通う8歳から14歳の少年たち14人と、船の見習い水夫の少年1人。夏休みの航海に出るはずだったスルギ号は、大人たちが乗りこむ前の夜、なぜか岸につないでいた綱が解け、少年たちだけを乗せて大海原へ流されてしまいます。

嵐の海をさまよったすえ、船がたどりついたのは、地図にも見あたらない無人の島でした。助けが来るあてもないなか、少年たちは自分たちの力だけで生きのびる道を探しはじめます。国籍も性格もちがう15人の、二年間にわたる冒険の物語です。

こんな子におすすめ

無人島で生きのびるサバイバルの話が好きな子、キャンプや秘密基地づくりにわくわくする子に。少年たちが自分たちで規則を決め、リーダーを選び、けんかをしながらも一つのチームになっていく過程は、学級やクラブ活動にもつながる読みどころです。古典の冒険小説を初めて読む子にも。

読みどころ

  • 洞穴の住まいづくりや、狩り、漁、保存食づくりなど、少年たちの工夫がくわしく描かれます。何もない島で暮らしを組みたてていくようすは、読んでいるだけでわくわくします。
  • 選挙で大統領を選び、規則を決める少年たちの「小さな国」。意見の対立や仲間割れもふくめて、みんなで暮らすことのむずかしさと大切さがよく見えてきます。
  • リーダーの座をめぐって対立していたブリアンとドノバンの関係の変化。国籍や性格のちがいをこえて認めあうまでの過程が、物語の大きな柱になっています。
  • 年少の子どもたちの面倒をみる年長組、料理を担当する見習い水夫のモコ、発明の得意な仲間など、15人それぞれに役割があります。自分ならどの役を引きうけるかを考えながら読むのも楽しいです。

読んだあとに話したいこと

  1. 無人島に一つだけ持っていけるとしたら、何を持っていく?
  2. ブリアンとドノバン、リーダーにふさわしいのはどちらだと思う?
  3. ジャックが秘密を打ち明けたとき、みんなはどう感じたかな。

おうちの方へ

1888年に書かれた冒険小説の古典で、原題は『二年間の休暇』。新潮文庫の波多野完治訳は古い訳なので、言いまわしがやや硬めです。後半は悪漢たちとの銃撃戦になり、人が撃たれたり命を落としたりする場面があります。ひとり読みは小学5年生〜中学生が目安。児童向けの読みやすい訳もあります。

次に読むなら

ひとりきりで荒野を生きのびる少年を描いた『ひとりぼっちの不時着』(Hatchet)は、同じサバイバルものでも、仲間のいない孤独との戦いが中心です。子どもたちだけの共同生活と大人との対決という点では、中学生が廃工場に立てこもる『ぼくらの七日間戦争』が現代版のような楽しさ。仲間と約束を守りぬく物語なら『走れメロス』もどうぞ。

読んだ人の感想

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。