ブックリンカー
『Lord of the Flies』の表紙
中学〜高校長編English

Lord of the Flies

邦題『蠅の王』

作:William Golding

対象の目安
中学〜高校
ボリューム 推定
約60,000語長編
ページ数
264ページ
出版社
Faber and Faber1954年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29

どんなお話?(ネタバレなし)

戦争のさなか、疎開するイギリスの少年たちを乗せた飛行機が、南の無人島に不時着します。生き残ったのは子どもだけで、大人はひとりもいません。

少年ラーフは、太ったメガネの少年ピギーと見つけたほら貝を吹いて仲間を集め、リーダーに選ばれます。ほら貝を持つ者が発言できるという決まりをつくり、のろしを上げて救助を待つことにします。一方、聖歌隊を率いてきたジャックは、狩りに夢中になっていきます。はじめは冒険のようだった島の暮らしは、少しずつ変わりはじめます。

こんな子におすすめ

クラスや部活で、集団の空気がいつのまにか変わっていくのを感じたことのある中高生に。大人のいない島という極限の設定で、ルールや友情がどうくずれていくのかを描きます。サバイバルものが好きで、その先の「人間とは何か」まで考えてみたい子に。

読みどころ

  • ほら貝は、話し合いと秩序のシンボル。物語の中で、ほら貝がどう扱われるかを追っていくと、島の少年たちの変化がくっきりと見えてきます。
  • ピギーのメガネは火をおこす唯一の道具であり、知恵と文明の象徴でもあります。メガネをめぐる出来事が、物語の転換点になっていきます。
  • 棒に刺された豚の頭と、サイモンが向き合う場面は、この小説のタイトルの意味が明かされる印象的なシーン。幻想と現実の境目があいまいになる、不気味な迫力があります。

読んだあとに話したいこと

  1. 少年たちは、どこで引き返すことができたと思う?
  2. ラーフとジャック、きみならどちらをリーダーに選ぶ? それはなぜ?
  3. 「獣」はほんとうはどこにいたのだと思う?

おうちの方へ

英語は英検準1級〜1級程度。島の自然をえがく描写が濃く、1950年代イギリスの少年たちの話し言葉やスラングも多いため、慣れるまでは読みにくく感じるかもしれません。子どもどうしの殺人(2人が殺される)、豚を殺す残酷な場面、集団暴力の描写があります。邦訳は新潮文庫、ハヤカワepi文庫。

次に読むなら

子どもたちが殺し合いを強いられる The Hunger Games(『ハンガー・ゲーム』)は、同じ極限状況を「大人が仕組んだ見せ物」として描いた物語。権力の腐敗を寓話で描く Animal Farm(『動物農場』)ともよく並べて読まれます。ひとりで自然を生きのびる少年の物語 Hatchet(『ひとりぼっちの不時着』)は、同じ不時着から始まりながら正反対の成長を描いています。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。