- 対象の目安
- 中学〜高校
- ボリューム 推定
- 約100,000語長編
- ページ数
- 374ページ
- 出版社
- Scholastic Press2008年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/30
どんなお話?(ネタバレなし)
かつて北アメリカがあった場所にできた独裁国家パネム。首都キャピトルは、反乱を起こした12の地区への見せしめとして、毎年各地区から12〜18歳の少年少女を1人ずつ選び、最後の1人になるまで戦わせる「ハンガー・ゲーム」をテレビ中継しています。
貧しい第12地区で、森で狩りをして家族を養う16歳のカットニス。抽選の日、選ばれたのはまだ12歳の妹プリムでした。カットニスは妹の身代わりに名乗り出ます。生きのびるために、彼女は何を選ぶのでしょうか。
こんな子におすすめ
手に汗にぎるサバイバルが好きで、ページをめくる手が止まらない物語を探している中高生に。ただのバトルものではなく、「見せ物にされる暴力」やテレビ・メディアの力について考えさせられるので、SNS世代の子にも刺さります。英語の長編に挑戦したいけれど、古典はまだ重いという子の一冊目にも最適です。
読みどころ
- カットニスの一人称・現在形の語りで、読者は彼女と同じ瞬間を生きることになります。次に何が起きるかわからない緊張感が最後まで続きます。
- ゲームの前に、衣装やインタビューで観客の人気を集める場面がくわしく描かれます。生きのびるには強さだけでなく「どう見せるか」が必要という皮肉が効いています。
- ルーとの短い友情は、殺し合いの中でのわずかな救い。その後のカットニスの行動が、物語全体の流れを変えていきます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
第12地区からもう1人選ばれたのは、パン屋の息子ピータ。飢えていた幼いころ、カットニスにパンをくれた少年でした。元優勝者で酔っぱらいの指導者ヘイミッチ、衣装係シナの力を借りて、カットニスは「燃える少女」として観客の注目を集めます。ピータはテレビのインタビューで、カットニスが好きだと告白します。
ゲームが始まると、カットニスは弓の腕を頼りに森で生きのびます。第11地区の小さな少女ルーと手を組みますが、ルーは殺されてしまい、カットニスは花でルーの体を飾り、キャピトルへの抵抗を示します。
途中で「同じ地区の2人なら2人とも優勝できる」とルールが変わり、カットニスは重傷のピータを見つけて洞窟で看病します。観客の支援を得るため、ふたりは恋人同士を演じます。最後に残った強敵ケイトーを倒したあと、キャピトルはルール変更を取り消し、2人で殺し合えと命じます。カットニスとピータが毒の木の実を一緒に食べようとした瞬間、キャピトルはふたりを優勝者と認めます。
しかしこの行動はキャピトルへの反抗と受けとられ、カットニスは危険な立場に置かれます。そしてピータは、彼女の愛情の多くが演技だったと知り、深く傷つくのでした。
読んだあとに話したいこと
- キャピトルの人々は、なぜこのゲームを楽しんで見ていられるのだろう?
- カットニスとピータの関係のどこまでが演技で、どこからが本心だったと思う?
- もし自分が妹の立場だったら、姉が身代わりになることをどう感じる?
おうちの方へ
英語は英検2級〜準1級程度。一人称・現在形で語られ、文は比較的短くテンポがよいので、長編の割に読み進めやすい一冊です。ただし子ども同士が殺し合う設定で、刺殺・射殺など死の場面が多く、飢えや独裁の描写もあります。3部作の1作目で、邦訳はメディアファクトリー(KADOKAWA)、映画版もあります。
次に読むなら
続編 Catching Fire、Mockingjay で、パネムに反乱の火が広がっていきます。管理された社会に疑問をもつ主人公という点では The Giver(『ギヴァー』)が静かな原点。本が禁じられた未来を描く Fahrenheit 451(『華氏451度』)、大人のいない島で子どもたちが争う Lord of the Flies(『蠅の王』)と読みくらべると、人間と社会の見方がさらに深まります。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





