文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
ひとり立ちの1年を終え、コリコの町で2年目をむかえたキキ。黒猫のジジと営む「お届け屋さん」はすっかり町の人たちになじみ、ちょっと風変わりな荷物のたのみもまいこむようになりました。
ふしぎな病気にかかったカバのお世話、木の歌声、それに「散歩」のように目に見えないものまで。キキはひとつひとつ工夫をこらして届けていきます。
ところがある日、まっ黒な手紙を届けてほしいとたのまれたことから、キキの心に迷いが生まれます。自分は本当に、やさしい気持ちだけを運んでいるのだろうか――。魔女をやめようかとまで思いつめたキキが見つける「新しい魔法」とは、どんなものなのでしょう。
こんな子におすすめ
1巻を読んで、キキのその後が気になっている子に。仕事になれたからこそ出てくる「自分はこのままでいいのかな」という悩みは、習いごとや学校生活でひと山こえた高学年の子にもよく重なります。映画のその先の物語を知りたい子にもおすすめです。
読みどころ
- 1巻のひとり立ちの物語から一歩進んで、2巻では「自分の仕事は人のためになっているのか」という、もう少し大人びた悩みがテーマになります。黒い手紙をめぐるキキの迷いを、読者も一緒に追いかけられます。
- カバの世話に木の歌声、目に見えない「散歩」まで。届けものがどんどん風変わりになっていき、キキがそれをどう運ぶのかを考えるだけでも楽しい巻です。
- 挿絵が広野多珂子にかわり、キキやジジの姿も新しい表情で描かれています。1巻とくらべてみるのも楽しみのひとつです。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
2年目のキキのもとには、ふしぎな病気にかかったカバの世話、木の歌声を届ける仕事、目に見えない「散歩」を届ける仕事など、1年目とはひと味ちがう依頼が次々と来ます。キキは持ち前の工夫と行動力で、ひとつずつこなしていきます。
けれども、黒い手紙を届けてほしいとたのまれたとき、キキはふと立ち止まります。届けものの中身は、いつもやさしい気持ちとはかぎらないのではないか。自分の仕事は、人をきずつけることにも手を貸しているのではないか。自信をなくしたキキは、魔女をやめようかとまで思いつめます。
それでも、町の人たちやジジ、とんぼさんとのかかわりのなかで、キキは自分にできることと、できないことをひとつずつ見つめなおしていきます。人の気持ちに心をくばりながら届けること。空を飛ぶ力だけに頼らないそのやり方こそが、キキにとっての「新しい魔法」になっていくのです。
読んだあとに話したいこと
- あなたにとっての「新しい魔法」って、どんなことだと思う?
- なれてきたことで、かえってなやんだことはある?
おうちの方へ
『魔女の宅急便』の続編で、1巻のその後から始まるので、1巻を先に読むのがおすすめです。宮崎駿監督の映画は1巻をもとにしているため、この巻からは映画にない物語になります。章ごとに区切りがあり、ひとり読みは小学4年生ごろから。挿絵は1巻の林明子から広野多珂子にかわります。
次に読むなら
前作『魔女の宅急便』から続けて読むのがいちばんです。シリーズは全6巻で、このあとキキは少女から大人へと成長していきます。知らない場所で自分の居場所を見つけていく物語なら、『霧のむこうのふしぎな町』も近い味わいです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





