ブックリンカー
『蜜蜂と遠雷(下)』の表紙
中学〜高校長編

蜜蜂と遠雷(下)

作:恩田陸

対象の目安
中学〜高校
ボリューム 推定
約280,000字長編
ページ数
508ページ
出版社
幻冬舎2016年9月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

芳ヶ江国際ピアノコンクールを描く物語の下巻です。

自由奔放な音で審査員を揺さぶる16歳の風間塵、ふたたびピアノに向きあいはじめた栄伝亜夜、働きながら最後の挑戦に臨む高島明石、優勝候補のマサル。予選を重ねるごとに出場者はしぼられ、残った者たちには、より長く、より自分自身をさらけだす演奏が求められていきます。

ライバルの音に刺激され、互いに影響しあいながら、若いピアニストたちは自分だけの音楽を探しつづけます。二週間の闘いの果てに、彼らはどんな音にたどり着くのでしょうか。

こんな子におすすめ

上巻で、四人の誰かを本気で応援したくなった人に。予選で敗れた人、勝ちのこった人、それぞれの結末が丁寧に描かれるので、「結果」と「やってきたこと」の関係を考えたい中高生に響きます。音楽の道に進むか迷っている人にとっても、背中を押してくれる一冊です。

読みどころ

  • 第三次予選では、一人ひとりの演奏がまるでリサイタルのように長く描かれます。同じコンクールでも、塵、亜夜、マサルの音楽がまったく別の景色を見せてくれます。
  • 敗退した明石に贈られる評価の場面。コンクールの勝ち負けとは別のところにある、音楽を続けることの価値が静かに描かれ、大人の読者の胸も打ちます。
  • 亜夜が音楽の喜びを取りもどしていく過程。天才少女と呼ばれ、一度は舞台から逃げた彼女の変化が、下巻を通じた大きな流れになっています。

読んだあとに話したいこと

  1. 最終的な順位を知って、どう感じた? 納得できた?
  2. 明石にとって、このコンクールはどんな意味があったと思う?
  3. 塵がホフマンと約束した「音楽を外へ連れだす」って、どういうことだろう。

おうちの方へ

上下巻の下巻なので、必ず『蜜蜂と遠雷(上)』を読んでから手にとってください。下巻は演奏シーンがさらに長く濃密になり、本選ではオーケストラとの協奏曲が描かれます。過激な描写はなく中学生から読めます。作中の曲を聴きながら読むと、いっそう楽しめます。

次に読むなら

まだの人は『蜜蜂と遠雷(上)』から。読み終えて、ピアノの世界をもっと味わいたいなら、調律師の青年を描く『羊と鋼の森』がおすすめです。才能とライバル、仲間を描く物語としては、飛込み競技の『DIVE!!』や、高校陸上部の『一瞬の風になれ』もぜひ。

読んだ人の感想

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。