- 対象の目安
- 小3〜小6
- ボリューム 推定
- 約70,000字長編
- ページ数
- 237ページ
- 出版社
- 評論社2005年11月
PRこのページの購入ボタンはアフィリエイト広告です。Amazonのアソシエイトとして、ブックリンカーは適格販売により収入を得ています。また、楽天アフィリエイトを利用しています。
文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/10
どんなお話?(ネタバレなし)
主人公の男の子は、両親を突然の事故で亡くし、意地悪なふたりのおばさんの家に引き取られます。遊び相手もなく、朝から晩まで働かされる毎日。そんなある日、ふしぎなおじいさんから、緑色に光る小さな粒の入った袋をもらいます。
ところが男の子は、庭で転んでその粒を地面にこぼしてしまいます。すると、何年も実をつけなかった庭の桃の木に、ひとつの桃がなり、みるみるうちに家ほどの大きさにふくらんでいきました。巨大な桃の中には、いったい何が待っているのでしょう。
こんな子におすすめ
『チョコレート工場の秘密』を楽しんだ子が、次に読むダール作品にぴったりです。いじわるな大人から子どもが抜け出す痛快さ、虫たちとの冒険、空を飛ぶ巨大な桃という突拍子もない設定が好きな子に。虫が苦手な子でも、それぞれ性格のちがう虫たちを好きになってしまうはずです。
読みどころ
- 家ほどに大きくなった桃の中に、人間ほどの大きさの虫たちが暮らしているという、絵が浮かぶような設定。種の部屋の場面は、子どもがいちばんわくわくするところです。
- 口の悪いムカデ、心配性のミミズ、物知りのバッタなど、虫たちの性格がはっきりしていて、かけ合いがとにかく楽しい一冊です。
- サメから逃げるために、カモメを糸で結んで桃ごと空に持ち上げる作戦。力ではなく知恵で切りぬける主人公の姿が気持ちのいい場面です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
おばさんたちは巨大な桃を見世物にしてお金をかせぎます。その夜、男の子は桃の皮にあいた穴から中へもぐりこみ、種の部屋で、人間ほどの大きさになった虫たちに出会います。バッタ、ムカデ、ミミズ、テントウムシ、クモ、ツチボタル、カイコ。あの緑の粒の力で大きくなった虫たちでした。
ムカデが枝とつながった軸をかみ切ると、桃は丘を転がり落ち、おばさんたちを押しつぶして、そのまま海まで転がっていきます。海ではサメに囲まれますが、男の子は、クモとカイコの糸でたくさんのカモメを桃に結びつけ、桃ごと空へ持ち上げるという作戦を思いつきます。
空の旅では、雲の上でひょうや虹をつくる「雲の男たち」に出会い、追いかけられるなど、ふしぎな出来事が続きます。やがて桃はアメリカのニューヨークに着き、高いビルのてっぺんに突きささります。はじめは怪物だとこわがられますが、男の子が事情を話すと、一行は英雄として迎えられます。桃は街の子どもたちに食べつくされ、残った大きな種が男の子の家になりました。虫たちもそれぞれ仕事を見つけ、男の子にはたくさんの友だちができたのでした。
読んだあとに話したいこと
- もし自分が大きな桃の中に入ったら、どの虫と友だちになりたい?
- サメに囲まれたとき、ほかにどんな逃げ方があったと思う?
- 最後に虫たちがついた仕事の中で、いちばんぴったりだと思うのはどれ?
おうちの方へ
『チョコレート工場の秘密』と同じロアルド・ダールの作品で、イギリスでは代表作のひとつです。ひとり読みは小3〜4年生くらいから。冒頭で両親が亡くなる場面や、おばさんたちが桃に押しつぶされる場面がありますが、どちらもあっさりと、ダールらしいブラックユーモアで描かれています。虫たちの言い合いや歌が楽しく、読み聞かせにも向いています。英語の原書は James and the Giant Peach で、日本語で筋を知ってから原書に進むのもおすすめです。
次に読むなら
同じダールの『チョコレート工場の秘密』と続編『ガラスの大エレベーター』は、ふしぎな乗り物と子どもの冒険という点でよく似た楽しさがあります。いじわるな大人に立ち向かう話なら『マチルダは小さな大天才』(英語版 Matilda)も。英語でも読んでみたい子には、原書の James and the Giant Peach がよい挑戦になります。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。




