- 対象の目安
- 小3〜小6
- ボリューム 推定
- 約40,000語長編
- ページ数
- 240ページ
- 出版社
- Puffin Books1988年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29
どんなお話?(ネタバレなし)
マチルダは、3歳で字を覚え、4歳で図書館の本を次々に読みこなしてしまう天才少女。ところが両親は娘にまるで興味がなく、テレビばかり見て、マチルダを「かさぶた」あつかい。そこでマチルダは、いばりんぼうのパパに、こっそり痛快な仕返しを始めます。
小学校に入ると、やさしいハニー先生と出会う一方、子どもが大きらいでおそろしいトランチブル校長が待ちかまえていました。この学校で、マチルダはどんな力を発揮するのでしょう?
こんな子におすすめ
本を読みだすと、声をかけても気づかないほど夢中になる子、「大人はずるい」と感じたことのある子に。マチルダが図書館で次々に本を読んでいく場面は、読書好きの子にとってなによりの励ましになります。いじわるな大人がとことん大げさに描かれるので、こわさより痛快さを楽しめる小学校中学年以上に。
読みどころ
- 4歳のマチルダがひとりで図書館に通い、大人向けの名作を次々と読んでいく場面には、実在の作家や作品の名前がたくさん出てきます。本の世界の広さを感じさせる導入です。
- トランチブル校長の暴君ぶりは、ありえないほど大げさ。大きなチョコレートケーキを丸ごと食べさせられる男の子の場面は、クラス全員が息をのんで見守る、読むたびに盛り上がる名場面です。
- ハニー先生は、やさしいけれど弱さも抱えた大人として描かれます。子どもが大人を助けるという逆転の関係が、物語の大きな魅力になっています。
- 英語ではダール独特の造語や、イギリスの学校生活の言葉がたくさん出てきます。わからない単語があっても、勢いのある語りに身をまかせると意外と読み進められます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
マチルダはパパの帽子を接着剤で頭にくっつけたり、ヘアトニックを脱色剤とすりかえて髪を変な色にしたりと、ひどい両親にいたずらで仕返しをします。
学校では、トランチブル校長が生徒のおさげをつかんで放り投げたり、「チョーキー」という狭い物置に閉じこめたりと暴君ぶりを見せます。ある日、無実の罪を着せられて怒ったマチルダは、目の力だけで水の入ったコップを倒せることに気づきます。
ハニー先生の家を訪ねたマチルダは、先生の父親が不審な死をとげ、先生を育てたおばのトランチブルに家もお金も取り上げられて、貧しく暮らしていることを知ります。マチルダは練習を重ねた力で、授業中に黒板のチョークを宙に浮かせ、亡くなった先生の父親からのメッセージのような文字を書かせます。おびえたトランチブルは町から姿を消し、ハニー先生は家と財産を取りもどします。
力を使いきったマチルダは上の学年に進み、ふしぎな力は消えてしまいます。最後に、悪い商売がばれそうになった両親は外国へ逃げることになり、マチルダは両親の許しを得て、ハニー先生と暮らすことになります。
読んだあとに話したいこと
- マチルダがパパにした仕返しのなかで、いちばん痛快だったのはどれ? やりすぎだと思ったものはある?
- ハニー先生とトランチブル校長、同じ大人なのにどうしてこんなにちがうのだろう?
- もしきみにマチルダのような力があったら、何に使いたい?
おうちの方へ
英語は英検2級前後の語彙が中心で、ダールの本の中では長めですが、テンポよく読めます。ダール独特の造語やイギリス英語の言い回しも多いので、先に日本語版(評論社)で筋をつかむと楽です。ひとり読みは小学校高学年から。校長の体罰の場面はおおげさでコミカルですが、こわがる子もいます。映画・ミュージカル版もあります。
次に読むなら
ダールの作品では、もう少し短く筋も追いやすい Charlie and the Chocolate Factory から入るのもひとつの道です。本好きの子が特別な力に目ざめる物語が気に入ったなら、Harry Potter and the Sorcerer's Stone が、さらに長い本へのステップアップになります。学校や家での理不尽さを日記形式の笑いで描いた Diary of a Wimpy Kid は、同じく「大人とのずれ」を扱いながら、ぐっと気軽に読めます。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Charlie and the Chocolate Factory
Roald Dahl
同じ作者・「笑える」「ファンタジー」のお話・同じくらいの長さ

Harry Potter and the Sorcerer's Stone
J. K. Rowling
「ファンタジー」「学校」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid
Jeff Kinney
「学校」「笑える」のお話・同じくらいの長さ

Ramona Quimby, Age 8
Beverly Cleary
「学校」「家族」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid: Big Shot
Jeff Kinney
「笑える」「家族」のお話・同じくらいの長さ
この本が入っている特集
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
