ブックリンカー
『チョコレート工場の秘密』の表紙
対象の目安
小3〜小6
ボリューム 推定
約80,000字長編
ページ数
269ページ
出版社
評論社2005年4月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/10

どんなお話?(ネタバレなし)

チャーリー・バケットは、町はずれの小さな家で、両親と4人のおじいちゃんおばあちゃんといっしょにくらしています。家はとてもまずしく、チョコレートを食べられるのは1年に1度、誕生日だけ。

そんなチャーリーの町には、世界一ふしぎなチョコレート工場があります。何年も人が出入りするのを見たことがない、なぞだらけの工場です。ある日、工場主のウィリー・ワンカさんが、チョコレートの中に5枚の金色のチケットを入れたと発表しました。当てた子どもだけが、工場の中を見学できるというのです。

チャーリーは、金のチケットを手にすることができるのでしょうか。

こんな子におすすめ

お菓子が大好きで、「もしも〜だったら」と空想をふくらませるのが得意な子に。ちょっといじわるなユーモアがわかりはじめる小学校中学年ごろが、いちばん笑える時期です。ぜいたくのできない暮らしのなかでも、ひねくれずに楽しみを見つけるチャーリーの姿は、ものを欲しがる気持ちとの付き合い方を考えるきっかけにもなります。

読みどころ

  • 金のチケットが見つかるたびに、当てた子どもの人物像が新聞記事のように紹介されます。それぞれの困ったくせが見学の前から予告されていて、「この子はどうなるんだろう」と先を読ませる仕掛けになっています。
  • チョコレートの川が流れる部屋をはじめ、工場の中はひと部屋ごとに趣向がちがいます。次のドアの向こうに何があるのか、ワンカさんと一緒に廊下を進む感覚でページがめくれます。
  • クェンティン・ブレイクのさらりとした線の挿絵が、ブラックな場面もどこかとぼけた空気に変えてくれます。こわがりの子でも笑って読めるのは、この絵の力も大きいはずです。
  • 子どもが脱落するたびに小人たちが歌うこらしめの歌は、声に出すと楽しいところ。リズムをつけて読み聞かせると、聞いている子もいつのまにか口ずさみはじめます。

読んだあとに話したいこと

  1. 金のチケットを当てた5人のうち、いちばん「こまった子」はだれだと思う? 理由も聞かせて。
  2. ワンカさんの工場に行けるとしたら、どの部屋をいちばん見てみたい?
  3. チャーリーの家は貧しいけれど、家族はどんなふうに暮らしていたかな?

おうちの方へ

わがままな子どもたちがひどい目にあう場面はブラックユーモアたっぷりで、そこが最大の魅力です。こわがる子には「ちゃんと元にもどれるのかな?」と話しながら読んでください。ひとり読みは小学3・4年生から。続編に『ガラスの大エレベーター』があります。

次に読むなら

続きの『ガラスの大エレベーター』では、チャーリーたちがさらに突拍子もない場所へ飛び出していきます。ダールのほかの作品なら、いじわるな大人に知恵で立ち向かう女の子を描いた『マチルダは小さな大天才』が次の候補。英語に挑戦したい子は、原書『Charlie and the Chocolate Factory』に進むと、日本語で知っている場面を手がかりにして読み進められます。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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