ブックリンカー
『三びきのやぎのがらがらどん』の表紙
未就学〜小2はじめて

三びきのやぎのがらがらどん

作:マーシャ・ブラウン絵:マーシャ・ブラウン訳:瀬田貞二

対象の目安
未就学〜小2
ボリューム 推定
約1,200字はじめて
ページ数
32ページ
出版社
福音館書店1965年7月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

むかし、三びきのやぎがいました。名前はどれも「がらがらどん」。大きいやぎ、中くらいのやぎ、小さいやぎの三びきは、山の草場で太ろうと、山へのぼっていくところです。

ところが、山へ行く道には谷川があり、橋をわたらなければなりません。その橋の下には、目は皿のように大きく、鼻は火かき棒のように長い、気味の悪いトロルが住んでいました。

まず橋をわたりはじめたのは、いちばん小さいやぎ。かた、こと、かた、こと。「だれだ、おれの橋をわたるのは」とトロルがどなります。小さいやぎは、はたしてどうやってこの橋をわたるのでしょうか。ノルウェーに伝わる昔話を、力強い絵で描いた一冊です。

こんな子におすすめ

少しこわいお話にどきどきしたい3〜6歳の子に。トロルは本当に気味が悪く描かれていますが、小さいやぎが機転で切りぬけ、最後は大きいやぎが正面から勝つという筋立てなので、こわさと痛快さの両方を味わえます。「同じことが三回くり返される」昔話の形に慣れる最初の一冊としても。劇ごっこが好きな子なら、役を決めて演じると大もりあがりです。

読みどころ

  • 三びきのやぎが橋をわたる足音は、「かた、こと」「がた、ごと」と、大きさに合わせて音が変わります。耳で聞くだけで、だれがわたっているかがわかるしかけです。
  • マーシャ・ブラウンの絵は、荒々しい線と暗い色づかいでトロルの不気味さを描く一方、山の草場は明るく広々としていて、読み終わりの安心感につながっています。
  • 小さいやぎと中くらいのやぎは「もっと大きいのが来る」と言って逃げのびます。弱い者が知恵で切りぬけ、強い者が力で決着をつける。昔話らしい役わりが一冊にそろっています。
  • 瀬田貞二の訳は声に出して心地よく、トロルの名乗りや、最後の「チョキン、パチン、ストン」まで、ことばの響きそのものが楽しめます。

読んだあとに話したいこと

  1. 小さいやぎは、どうしてトロルに食べられなかったのかな。
  2. 三びきのなかで、あなたはどのやぎになってみたい?
  3. トロルの絵を見て、どんな感じがした?

おうちの方へ

原作はノルウェーの民話集(アスビョルンセンとモー)。1965年から読みつがれ、幼稚園の劇でも定番です。トロルの声は低く、三びきの足音「かたこと」「がたごと」は大きさを変えて読み分けると、子どもが身を乗り出します。トロルの絵と対決の場面は迫力があるので、こわがりの子は4歳ごろからがおすすめ。こわいけれど、勝つのはやぎなので安心して読めます。

次に読むなら

くり返しの昔話をもう一冊なら、おじいさんから順に引っぱる人が増えていく『おおきなかぶ』が、こわくない入口としてぴったりです。こわい相手に知恵で立ち向かう話が好きになったら、森でおそろしい怪物を作りあげてしまうねずみの『The Gruffalo』、怪物たちの王さまになる『Where the Wild Things Are』といった英語の絵本も、同じ年ごろに楽しめます。日本の絵本で冒険の入口なら『おしいれのぼうけん』へ。

読んだ人の感想

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。