- 対象の目安
- 未就学〜小2
- ボリューム 推定
- 約700語すこし長め
- ページ数
- 32ページ
- 出版社
- Dial Books for Young Readers1999年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29
どんなお話?(ネタバレなし)
ちいさなねずみが、深くて暗い森を歩いています。おいしそうなねずみを見つけたきつねは、「うちでごはんを食べていかない?」と声をかけてきます。でもねずみは、これから「グラファロ」と会う約束があるのだと言って、そのおそろしい姿をくわしく話しはじめます。
するどいきば、大きなつめ、鼻の先には毒のいぼ……。そんな怪物、ほんとうにいるのでしょうか? ねずみのでまかせを聞いた動物たちの顔つきにも注目。知恵ひとつで森を進む、ねずみの大胆な作戦を楽しむ絵本です。
こんな子におすすめ
こわいものが少し気になりはじめた3〜5歳ごろの子に。怪物が出てくるのに、ねずみの口先がたくみなのでこわさより痛快さが勝ち、「こわいけど見たい」をちょうどよく満たしてくれます。自分より大きな相手に言い返したくなる年ごろの子や、英語の音遊びをはじめたい家庭にも向いています。
読みどころ
- ねずみがグラファロの姿を話すたびに、読者の頭の中に怪物が組み立てられていきます。ページをめくって実物があらわれたときの答え合わせの楽しさは、この絵本ならでは。
- 文章はすべて韻をふんだ詩の形で、声に出すと自然に弾みます。きつね、ふくろう、へびと相手が変わっても同じ流れがくり返されるので、2回目の読み聞かせから子どもが先回りして言いたがります。
- アクセル・シェフラーの絵は、動物たちのとぼけた表情が豊か。だまされる側の顔をじっくり見ると、ねずみの作戦のうまさがよくわかります。
- 英語では、きばやつめ、歯など体の部分を表す単語が次々に出てきます。絵と照らし合わせて読むうちに、怪物の姿といっしょに語彙も自然に頭に入ります。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ねずみは、自分を食べようとするきつね、ふくろう、へびに次々と出会います。そのたびに「グラファロと会うんだ」と言い、グラファロはきつね(ふくろう、へび)が大好物なんだと話して、みんなを追いはらいます。
グラファロなんてほんとうはいない、と笑いながら先へ進んだねずみの前に、なんと話したとおりの姿のグラファロがあらわれます。グラファロはねずみを食べようとしますが、ねずみは「この森でいちばんこわいのは自分だ」と言い張り、うしろをついてくるように言います。
ふたりで森を歩くと、へびもふくろうもきつねも、グラファロの姿を見て一目散ににげていきます。グラファロは、みんながねずみをこわがっていると思いこみます。最後にねずみが「次はグラファロを食べたいな」と言うと、グラファロはあわててにげていきました。ねずみはひとり静かに木の実を食べます。
読んだあとに話したいこと
- ねずみは、どうしてグラファロの話を思いついたんだと思う?
- グラファロとねずみ、ほんとうに強いのはどっちだと思う?
- 自分で森のこわい怪物を考えるとしたら、どんな姿にする?
おうちの方へ
全編が韻をふんだ詩のような英文で、同じ形のやりとりが3回くり返されるので覚えやすいです。語彙はやや多めですが、絵が助けてくれます。声に出すとリズムが楽しい本。日本語版『もりでいちばんつよいのは?』(評論社)もあり、続編に The Gruffalo's Child があります。
次に読むなら
続編 The Gruffalo's Child では、グラファロの子どもが「こわいねずみ」を探しに森へ出かけます。同じ作者と画家のコンビによる Room on the Broom も、韻のリズムとくり返しを楽しめる一冊。怪物と子どもの関係を別の角度から描いた古典 Where the Wild Things Are、かけあいの笑いが好きなら There Is a Bird on Your Head! へ進むのもおすすめです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Where the Wild Things Are
Maurice Sendak
短めで読みやすい

There Is a Bird on Your Head!
Mo Willems
「動物」「笑える」のお話・短めで読みやすい

The Cat in the Hat
Dr. Seuss
「笑える」「ことば遊び」のお話・同じくらいの長さ

Pete the Cat: I Love My White Shoes
Eric Litwin
「動物」「笑える」のお話・短めで読みやすい

おおきなかぶ
A.トルストイ
日本語の本・「動物」「ことば遊び」のお話・短めで読みやすい
この本が入っている特集
この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
