- 対象の目安
- 未就学〜小2
- ボリューム 推定
- 約340語はじめて
- ページ数
- 48ページ
- 出版社
- HarperCollins1963年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29
どんなお話?(ネタバレなし)
おおかみのぬいぐるみを着たマックスは、家じゅうでいたずらのしほうだい。おかあさんにしかられて口ごたえをしたマックスは、夕ごはんぬきで寝室に閉じこめられてしまいます。
ところがその夜、部屋にはにょきにょきと木が生えはじめ、やがて森になり、目の前には海が広がります。マックスは小さな船に乗り、何日も何週間もかけて、かいじゅうたちのいる島へたどり着きます。おそろしいかいじゅうたちを前に、マックスはどうするのでしょう?
こんな子におすすめ
叱られたあと、ふくれっつらのまま自分の部屋にこもってしまう――そんな経験のある子なら、マックスの気持ちが手にとるようにわかるはず。かいじゅうの絵を「こわいけど見たい」とのぞきこむ3〜6歳ごろの子や、英語の絵本を声の抑揚で楽しみはじめた子にも向いています。
読みどころ
- 部屋が森に変わっていく場面では、ページをめくるごとに絵の枠が広がり、ついには見開きいっぱいになります。空想がふくらんでいく感覚を、絵の大きさそのもので体験できるつくりです。
- かいじゅうたちは大きな歯と爪をもちながら、どこか間の抜けた表情をしています。こわさとおかしさが同居しているので、怖がりの子でも「もう一回」とせがみやすい絵です。
- 英文は、ひとつの文がいくつものページにまたがって続きます。and でつながる長い文を、ページをめくる間(ま)でどう区切るかが、読み聞かせる大人の腕の見せどころ。
- 叱ったおかあさんは、絵の中に一度も姿を見せません。それなのに存在がずっと感じられるところは、大人が読み返したときにこそ心に残る部分です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
島に着くと、かいじゅうたちはおそろしい声でほえ、歯をむき出し、目をぎょろつかせてマックスを迎えます。けれどマックスは、かいじゅうたちの黄色い目をまばたきせずにじっと見つめるという「魔法」で、みんなをおとなしくさせてしまいます。かいじゅうたちはマックスをいちばんのかいじゅうだと認め、王さまにします。
マックスの号令で、かいじゅうたちは月の下でおどりまわる大さわぎ(かいじゅうおどり)をくり広げます。言葉のない見開きページが何枚もつづく、この本いちばんの見せ場です。
やがてさわぎをやめさせたマックスは、なんだかさびしくなり、だれかにいちばん愛されている場所へ帰りたくなります。どこからかおいしいにおいもただよってきました。マックスは王さまをやめて帰ることにし、かいじゅうたちに引きとめられながらも船に乗って、また長い時間をかけて自分の部屋へもどります。部屋には夕ごはんが用意されていて、まだあたたかいままでした。
読んだあとに話したいこと
- マックスがかいじゅうたちの王さまになったとき、いちばん楽しかったのはどんなことだと思う?
- もしきみがかいじゅうの島へ行けたら、どんなかいじゅうに会って、どんな遊びをしたい?
- おこってしまったとき、きみはどうやって気持ちをおちつけている?
おうちの方へ
本文は短いですが、長い一文が何ページにもまたがる書き方なので、区切りを意識して読むとわかりやすいです。語彙は少しだけ大人びた言葉もあります。かいじゅうおどりの場面は文字がないので、親子で自由に声を出して楽しんで。日本語版『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)もあります。
次に読むなら
怪物と小さな主人公の知恵くらべが気に入ったなら、ジュリア・ドナルドソンの The Gruffalo(『もりでいちばんつよいのは?』)が、はずむような韻文で楽しめます。自分の部屋から別の世界へ行って帰ってくる構造は、日本の絵本『おしいれのぼうけん』とも通じるので、読みくらべると「行って帰る」物語の型が見えてきます。センダックの絵がもっと見たくなったら、夜の台所を舞台にした In the Night Kitchen(『まよなかのだいどころ』)へ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

The Gruffalo
Julia Donaldson
少し長め

おしいれのぼうけん
ふるたたるひ・たばたせいいち
日本語の本・「冒険」「ファンタジー」のお話・少し長め

Charlie and the Great Glass Elevator
Roald Dahl
「ファンタジー」「冒険」のお話・ぐっと長め

エルマーと16ぴきのりゅう
ルース・スタイルス・ガネット
日本語の本・「冒険」「ファンタジー」のお話・ぐっと長め

Corduroy
Don Freeman
「冒険」「家族」のお話・少し長め
この本が入っている特集
この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
