文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
あの食いしんぼうの11ぴきのねこたちが、こんどはコロッケのお店をはじめました。コロッケはよく売れるのですが、売れ残ったコロッケを毎日食べているうちに、ねこたちはすっかりあきてしまいます。
ああ、一度でいいから鳥の丸焼きが食べてみたい――。そんなことを考えていたところへ、1羽のあほうどりがやってきます。さあ、ねこたちの頭にうかんだのは、どんなたくらみでしょう? 大きな気球に乗って、ねこたちの新しいぼうけんが始まります。
こんな子におすすめ
食いしんぼうで、「あれが食べたい」「これがほしい」と夢中になりやすい子に。ずるいたくらみがちっともうまくいかないねこたちを見て、子どもは自分のことのように笑えます。1作目で11ぴきのファンになった子なら、続けて読むとおなじみのメンバーの再会がうれしい1冊です。
読みどころ
- コロッケ屋の場面では、たくさん並んだコロッケと、それを見てうんざりしているねこたちの顔の対比が絶妙。食べものにあきるという、子どもにもわかる気持ちから物語が動きだします。
- ねこたちが気球で海をこえていく見開きは、この巻いちばんの見どころ。広い空と小さな11ぴきがならぶ絵に、冒険の気分がたっぷりつまっています。
- たくらみがくずれる場面は、ことばより絵で語られます。ねこたちの表情の変わりように注目すると、何度読んでも新しい笑いが見つかります。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
コロッケにあきあきしていたねこたちの前にあらわれたあほうどりは、ごちそうになったコロッケがすっかり気に入り、ふるさとにいる兄弟たちにも食べさせたいから、いっしょに来てコロッケを作ってほしいとたのみます。兄弟は自分をいれて11羽。1ぴきに1羽ずつ丸焼きが食べられると思いうかべたねこたちは、しめしめとばかりに引き受け、気球に乗って海をこえ、あほうどりの国へ向かいます。
着いてみると、たしかに兄弟たちが出むかえてくれて、ねこたちはますます胸をふくらませます。ところが、紹介される兄弟は1羽ごとに大きくなっていき、最後の1羽は見あげるほどの大きさ。ねこたちのたくらみは、あっけなくしぼんでしまいます。
けっきょく、丸焼きどころか、ねこたちは島でせっせとコロッケを作ることになるのでした。食べることばかり考えていたねこたちのもくろみは、こんどもみごとにはずれてしまいました。ことばの少ない最後の場面を、絵をじっくり見ながら味わってください。
読んだあとに話したいこと
- 毎日同じものを食べるとしたら、あなたは何なら平気?
- ねこたちのたくらみ、うまくいかなくてよかったと思う?
- あなたが気球に乗れたら、どこへ行ってみたい?
おうちの方へ
『11ぴきのねこ』の続編ですが、この本から読んでも楽しめます。今回もことばは少なめで、ねこたちの顔つきが笑いのもと。大きなあほうどりが出てくる場面は、ページをめくる前に少し間をあけると盛り上がります。読み聞かせは3歳ごろから、ひとり読みは小学1年生から。
次に読むなら
前作『11ぴきのねこ』では、同じメンバーが大きな魚をつかまえに出かけます。まだなら続けて読むと、ねこたちの食いしんぼうぶりがいっそう楽しめます。シリーズはこのあと『11ぴきのねこ ふくろのなか』などへ続きます。食べものと仲間の絵本をもっと、というときは『ぐりとぐら』もおすすめです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





