ブックリンカー
『おしいれのぼうけん』の表紙
未就学〜小2すこし長め

おしいれのぼうけん

作:ふるたたるひ・たばたせいいち

対象の目安
未就学〜小2
ボリューム 推定
約6,000字すこし長め
ページ数
80ページ
出版社
童心社1974年11月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

さくらほいくえんには、こわいものがふたつあります。ひとつは、いたずらをした子が入れられる、暗いおしいれ。もうひとつは、先生たちの人形劇に出てくる、おそろしいねずみばあさんです。

ある日のおひるね前、さとしとあきらはミニカーのとりあいでけんかになり、ふたりそろっておしいれに入れられてしまいます。「ごめんなさい」を言えば出してもらえるのに、ふたりは意地をはって言いません。

まっくらなおしいれの中で、ふたりが手をつなぐと……。暗やみの向こうに広がる、ふしぎでスリルいっぱいの冒険のはじまりです。

こんな子におすすめ

暗いところはこわい、でもこわい話は聞きたがる。そんな年中から小学校低学年の子に。保育園や幼稚園で友だちとけんかしたり、先生に叱られたりした経験のある子なら、さとしとあきらの意地の張り方にきっと身に覚えがあるはずです。長いお話を最後まで聞けるようになってきた子の、読み聞かせのステップアップにも。

読みどころ

  • 「ごめんなさい」と言えば出られるのに言わない、というふたりの意地が物語を動かしていきます。大人から見れば困った場面ですが、子どもにとっては譲れない気持ちをまるごと認めてもらえる展開です。
  • 冒頭で、保育園には「こわいもの」がふたつあると紹介されます。そのふたつが後半でどう結びつくかが、このお話のしかけ。先生たちの人形劇のねずみばあさんが、ただの人形ではなくなっていきます。
  • 保育園のにぎやかな日常から、おしいれの暗やみへ。場面が移ると絵の空気もがらりと変わり、ページをめくるごとに緊張が高まっていきます。
  • 80ページほどあり、絵本としてはかなり長めです。けんか、暗やみ、追いかけっこと場面の区切りがはっきりしているので、途中で一度休んでもお話の緊張が切れません。

読んだあとに話したいこと

  1. さとしとあきらは、どうして「ごめんなさい」を言わなかったのかな?
  2. 暗いところでだれかと手をつないだら、どんな気持ちになると思う?
  3. おうちのおしいれ(クローゼット)の向こうに、どんな世界があったらいい?

おうちの方へ

80ページほどある長めの絵本で、暗やみやねずみばあさんの絵は迫力があり、こわがる子もいます。読み聞かせは年中〜年長さんから、2〜3回に分けて読んでもかまいません。ひとり読みは小学1・2年生が目安。けんかした友だちと手をつなぐ場面を、ぜひゆっくり読んであげてください。

次に読むなら

叱られた子が想像の世界へ出かけていく話として、センダックの『かいじゅうたちのいるところ』と読みくらべると面白いです。あちらは主人公がひとりで王さまになり、こちらはふたりで手をつないで逃げる。同じ「ぼうけん」でも手ざわりがまるでちがいます。長いお話に慣れてきたら、次は『エルマーのぼうけん』へ。挿絵を手がかりにしながら、章立ての読みものへと橋をかけてくれます。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。