ブックリンカー
『The Giving Tree』の表紙
未就学〜小4すこし長めEnglish

The Giving Tree

邦題『おおきな木』

作:Shel Silverstein

対象の目安
未就学〜小4
ボリューム 推定
約620語すこし長め
ページ数
64ページ
出版社
HarperCollins1964年
この本を記録
数字は、その本を記録した人の数です
無料で登録すると、読んだ本を本棚に残して、感想も書けます。無料で登録ログイン

PRこのページの購入ボタンはアフィリエイト広告です。Amazonのアソシエイトとして、ブックリンカーは適格販売により収入を得ています。また、楽天アフィリエイトを利用しています。

X でシェア

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

むかし、1本の木がありました。木は、ひとりの男の子が大好きでした。

男の子は毎日やってきて、落ち葉を集めて王さまごっこをしたり、幹をよじ登ったり、枝でぶらんこをしたり、りんごを食べたり、木かげで昼寝をしたりしました。木はしあわせでした。

けれど時がたち、男の子は大きくなっていきます。木のところへ来る時間は減り、やってきたと思えば、遊びではなく「ほしいもの」の話をするようになりました。木は、自分にできることを考えます。

緑色の表紙に、黒い線だけで描かれたシンプルな絵本。木と男の子の長い長いつきあいを、最後まで見とどけてください。

こんな子におすすめ

だれかに何かをあげたとき、うれしかった気持ちと、ちょっと損したような気持ちの両方を知りはじめた子に。未就学で読み聞かせるなら絵の変化を追うだけでも十分ですが、小学校の中学年になってからひとりで読み返すと、まるでちがう本に見えます。大人になった人が、ふと手に取りたくなる本でもあります。

読みどころ

  • ページをめくるたびに、りんごが減り、枝が減り、幹がなくなっていきます。文章を読まなくても、木のシルエットの変化だけで時間の流れが伝わる絵の設計です。
  • 何度もくり返される「木はしあわせでした」という一文が、あるページで一度だけ、ほんの少し揺らぎます。この一行をどう読むかで、読み手の声の調子が変わります。
  • 成長した男の子はいつまでも「ぼうや」と呼ばれつづけます。木から見れば、どんなに年をとっても男の子は男の子のまま。親の目線で読むと、胸が痛くなる仕掛けです。
  • 文は短く、ページには余白がたっぷり。英語は簡単なのに、読後にずっしり残る。「やさしい英語=幼い内容」ではないことを教えてくれる一冊です。

読んだあとに話したいこと

  1. 木は最後に、ほんとうにしあわせだったと思う?どうしてそう思う?
  2. 男の子は木に、なにかお返しをするべきだったかな?
  3. きみがだれかに「あげたい」と思うのは、どんなとき?

おうちの方へ

文は短く語彙もやさしいので英語自体は読みやすいですが、同じ文がくり返されながら少しずつ意味が変わっていく構造がこの本の核心です。子どもには「木、かわいそう」で終わることも多く、与えることは美しいのか、男の子は身勝手なのか、大人のあいだでも意見が分かれる本です。感想を押しつけず、親子で話す時間を。日本語版『おおきな木』(あすなろ書房、村上春樹訳)もあります。

次に読むなら

同じシルヴァスタインの The Missing Piece(『ぼくを探しに』)は、足りないものを探す旅をやはり線だけの絵で描いた兄弟のような一冊。与えることと受けとることをもっと小さい子向けにあたたかく描いた本なら、Frog and Toad Are Friends の「なくしたボタン」の章が好対照です。おとなと子の長い時間の流れを静かに味わうなら、冬の夜の父と子を描いた Owl Moon へ。

読んだ人の感想

読みこみ中…

感想を書くにはログインが必要です(13歳未満のお子さまは、おうちの方のアカウントで)。

この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。