文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
朝、目をさましたピーターが窓の外を見ると、町は一面まっ白。夜のあいだに雪がふっていたのです。
赤いスノースーツを着て外へ飛び出したピーターは、雪の上につま先を外に向けて歩いたり、内に向けて歩いたりして足あとを見くらべ、棒を引きずって長い線を描き、雪をかぶった木を棒でたたいてみます。大きな子たちの雪合戦には、まだ入れてもらえません。それでも雪だるまをつくり、天使の形をつけ、山からすべりおりて、ピーターの一日は雪でいっぱい。
家に帰る前、ピーターは雪のかたまりをひとつ、ポケットにしまいました。さて、その雪はどうなるのでしょう?
こんな子におすすめ
はじめて雪を見たときの「ぜんぶさわってみたい」という気持ちを、そのまま絵にしたような本です。2〜5歳ごろ、雪が待ちどおしい季節に。大きな子たちの遊びにまだ入れてもらえない小さな子の気持ちにもそっと寄りそうので、きょうだいの下の子にもおすすめです。英語の絵本の最初の一冊としても安心して手渡せます。
読みどころ
- 切り紙と布、スタンプを組みあわせたコラージュの絵は、雪の白のなかでピーターの赤いスノースーツがひときわ目を引きます。1963年のコールデコット賞を受けた絵です。
- ピーターは歩き方を変えて足あとの形をくらべ、棒で線を引き、木をたたいて雪を落とす。大きな事件は起きないのに、子どもが雪の日に本当にやることだけで一冊ができています。
- ポケットにしまった雪がとけてしまう場面は、小さな子が「なくなっちゃった」を初めて経験するところ。がっかりのあとに新しい雪がふる終わり方が、やさしい救いになっています。
- 文は短く、1ページに数文。初めて読む人でも間のとり方に迷いません。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ある朝、ピーターが目をさますと、窓の外は夜のうちにふった雪でまっ白になっていました。朝ごはんのあと、赤いスノースーツを着て外へ出ます。
まだだれも歩いていない雪の上を、ピーターは足を外側に向けて歩いたり、内側に向けて歩いたりして、足あとの形を楽しみます。棒を見つけると引きずって線を描き、雪をかぶった木をたたいて、頭の上に雪をどさっと落としてしまいます。大きな子たちが雪合戦をしているのを見つけますが、ピーターはまだ小さいので仲間には入れません。かわりに、にっこり笑った雪だるまをつくり、雪の上にあおむけになって腕を動かし、天使の形をつけ、山の上から何度もすべりおります。
家に帰る前、ピーターは雪のかたまりをひとつ、明日のためにポケットに入れておきます。おかあさんに今日あったことを話し、おふろに入りながらも雪のことばかり考えます。ところが寝る前にポケットをさぐると、雪はどこにもありません。とけてしまったのです。がっかりしたピーターは、その夜、太陽が雪をぜんぶとかしてしまう夢を見ます。
けれど朝、目をさますと、新しい雪がまだふっていました。ピーターは朝ごはんのあと、向かいの家の友だちをさそって、ふたりで雪のなかへ出かけていきます。
読んだあとに話したいこと
- きみが雪の上で、いちばん最初にやってみたいことはなに?
- ピーターがポケットに雪を入れたとき、どうなると思っていたのかな?
- 大きな子たちの雪合戦に入れなかったピーターは、どんな気持ちだったと思う?
おうちの方へ
文章は1ページに1〜3文、語彙はごく日常的で、英語の読み聞かせの入門にぴったりです。crunch など雪の音をあらわす語は、声に出すと楽しさが増します。足あとの向きやポケットの雪は、絵を指さしながら話すと小さい子にも伝わります。日本語版『ゆきのひ』(偕成社)もあります。
次に読むなら
ピーターが気に入ったら、同じ作者の続編 Whistle for Willie(『ピーターのくちぶえ』)や Peter's Chair(『ピーターのいす』)で、少し大きくなったピーターに会えます。雪の静けさを味わう絵本なら、父と子が冬の夜に森へ出かける Owl Moon が、もう少し長い文章へのステップに。短い英文のくり返しで読む楽しさを広げるなら、Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? もよく合います。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Owl Moon
Jane Yolen
「自然」のお話・少し長め

Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
Bill Martin Jr.
同じくらいの長さ

Goodnight Moon
Margaret Wise Brown
同じくらいの長さ

The Giving Tree
Shel Silverstein
「成長」「自然」のお話・少し長め

The Very Hungry Caterpillar
Eric Carle
「自然」「成長」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
