ブックリンカー
『Bridge to Terabithia』の表紙
小4〜中学長編English

Bridge to Terabithia

邦題『テラビシアにかける橋』

作:Katherine Paterson絵:Donna Diamond

対象の目安
小4〜中学
ボリューム 推定
約33,000語長編
ページ数
144ページ
出版社
HarperTrophy1977年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29

どんなお話?(ネタバレなし)

アメリカの田舎町に暮らす5年生のジェスは、姉妹にはさまれたたったひとりの男の子。家は貧しく、絵をかくのが好きなことも家族にはなかなかわかってもらえません。夏のあいだ練習を重ね、学校一足の速い子になろうとはりきっていました。

ところが新学期、隣に越してきた少女レスリーが、かけっこで男の子たち全員を追いぬいてしまいます。最初は気に入らなかったジェスですが、ふたりはやがて、森の奥に自分たちだけの秘密の王国「テラビシア」をつくります。

こんな子におすすめ

家でも学校でも居場所がないと感じている子、仲のいい友だちとの「ふたりだけの秘密」にあこがれる子に届く物語です。後半で大切な人を失う悲しみが描かれるため、身近な死を経験した子にとっては支えにもつらさにもなりえます。高学年以上で、読む時期を見きわめて手渡したい本です。

読みどころ

  • 絵をかくのが好きなのに、家では「男の子らしくない」と見られがちなジェスの息苦しさが、家族とのこまかなやりとりから伝わってきます。
  • レスリーはジェスに、物語や想像の世界をもちこみます。彼女が貸してくれる本の中にはナルニアのシリーズもあり、テラビシアという王国の成り立ちにも影を落としています。
  • 小川をロープで渡った先の森が、ふたりの手で「王国」に変わっていく過程は、秘密基地づくりの楽しさそのもの。遊びの描写がいきいきしているからこそ、後半の重みが増します。
  • 英語はジェスの目線で語られ、南部の田舎の口語がそのまま会話に出てきます。文法どおりではない言い回しに戸惑ったら、場面の空気を感じとるつもりで読み流して大丈夫です。

読んだあとに話したいこと

  1. ジェスとレスリーにとって、テラビシアはどんな場所だったと思う?
  2. いじめっ子のジャニスへの見方が途中で変わったのはなぜ? 人の見えない事情に気づいたことはある?
  3. きみなら秘密の王国にどんな名前をつけて、どんなきまりをつくる?

おうちの方へ

語彙は英検2級程度ですが、アメリカ南部の田舎の話しことばや方言まじりの会話が多く、見た目より読みにくく感じるかもしれません。後半で親しい人の死が描かれ、深い悲しみが続くので、事前にそのことを伝えるか、読み終えたあとに気持ちを話し合う時間をとってあげてください。日本語版は偕成社、映画版もあります。

次に読むなら

作中でレスリーがジェスに手渡すナルニアの第一作 The Lion, the Witch and the Wardrobe を読むと、ふたりの遊びの背景がよりくっきり見えてきます。友だちとの別れや死を子どもの目線から見つめる作品としては、湯本香樹実『夏の庭』が日本の読者には身近に感じられるはず。学校で居場所をさがす物語をもう一冊なら、語り手が次々に交代する Wonder(『ワンダー』)が、書き方のちがう読みくらべ相手になります。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。