ブックリンカー
『Flowers for Algernon』の表紙
高校長編English

Flowers for Algernon

邦題『アルジャーノンに花束を』

作:Daniel Keyes

対象の目安
高校
ボリューム 推定
約90,000語長編
ページ数
311ページ
出版社
Harcourt1966年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29

どんなお話?(ネタバレなし)

32歳のチャーリイ・ゴードンは、知的障害があり、パン屋で働きながら、成人向けの教室で読み書きを学んでいます。「頭がよくなりたい」と願うチャーリイは、大学の研究者たちによる脳の手術の、人間で初めての被験者に選ばれます。

同じ手術を受けて迷路をすいすい解くようになったのは、白いネズミのアルジャーノン。物語は、チャーリイ自身が書く「経過報告」の形で進みます。はじめはつづりのまちがいだらけだった文章が、手術のあと少しずつ変わっていきます――。

こんな子におすすめ

「頭がいいこと」と「しあわせであること」は同じなのか、と考えてみたい高校生に。知能の変化にともなって、文章そのものが変わっていく仕掛けは、小説ならではの体験です。人の尊厳や、障害のある人に対するまなざしについて、読後にずっと考え続けたくなる一冊。

読みどころ

  • チャーリイの経過報告は、つづりや句読点がまちがいだらけの文章から、やがて難解な論文のような文章へと変わっていきます。文章の変化そのものが、物語を語っています。
  • 賢くなったチャーリイは、これまで笑い声だと思っていたものの本当の意味に気づきます。知ることで得るものと失うものが、痛いほど伝わる場面です。
  • 白ネズミのアルジャーノンは、チャーリイの鏡のような存在。迷路をめぐる競争からはじまるふたりの関係が、物語の最後まで大切な意味をもちます。

読んだあとに話したいこと

  1. 手術を受けたことは、チャーリイにとってよかったと思う?
  2. 賢くなったチャーリイに対して、周りの人の態度はどう変わった?
  3. もし同じ手術を受けられるとしたら、きみは受けたい?

おうちの方へ

英語は英検準1級程度。冒頭と終盤はわざとつづりや文法をまちがえた文章で書かれており、英語学習者には最初の数ページが意外な難所です。中盤は語彙が高度になり、心理学や科学の用語も出てきます。障害者へのいじめ、子どもへの虐待、性的な場面(露骨ではないが複数)があり、高校生向け。邦訳は早川書房、日本でドラマ化もされています。

次に読むなら

ちがう見え方をする少年が自分の言葉で事件を語る The Curious Incident of the Dog in the Night-Time(『夜中に犬に起こった奇妙な事件』)は、語りの工夫という点で響き合う一冊。知的障害のある男とその友情を描いた Of Mice and Men(『二十日鼠と人間』)、「よりよい社会」のために人が管理される The Giver(『ギヴァー』)とも、人間の尊厳というテーマでつながっています。

読んだ人の感想

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。