- 対象の目安
- 中学〜高校
- ボリューム 推定
- 約100,000語長編
- ページ数
- 400ページ
- 出版社
- Scholastic2010年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/30
どんなお話?(ネタバレなし)
3部作の完結編。2度のアリーナを生きのびたカットニスは、キャピトルに立ち向かう反乱軍のもとに身を寄せています。けれど、生きのびた喜びはありません。多くのものを失い、心も体も傷ついたままです。
反乱の指導者たちは、カットニスに「マネシカケス」、つまり反乱の象徴として人々の前に立ってほしいと求めます。だれかの駒として使われることへの怒り、大切な人たちへの思い。カットニスは、自分の意志で何を選ぶのか。パネムの行く末をかけた最後の戦いが始まります。
こんな子におすすめ
Catching Fire まで読んで、カットニスの物語を最後まで見届けたい中高生に。勝ち負けのすっきりした結末ではなく、戦争が人の心に残すものを正面から描いています。「正しい側」にいれば何をしてもいいのか、といった問いを、考えながら読みたい子に向いています。
読みどころ
- 反乱軍の側にもキャピトルと同じような支配の顔があることが、少しずつ見えてきます。敵と味方がはっきりしない怖さが、この完結編の読みどころです。
- 記憶を操作されたピータとカットニスの関係は、恋の物語であると同時に、壊れた信頼をどう取り戻すかの物語でもあります。
- 英雄として祭り上げられながら、心は深く傷ついているカットニス。戦争のあとの心の傷を、ごまかさずに描いた結末は、読後も長く心に残ります。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
カットニスは地下の第13地区で、コイン首相のもとマネシカケスになることを引き受けます。条件は、キャピトルに捕らえられたピータたちを罪に問わないこと。宣伝映像の撮影で訪れた第8地区の病院が爆撃され、カットニスの怒りの言葉は各地区に広がります。キャピトルのテレビに映るピータは、やせ衰えながら停戦を呼びかけ、第13地区への攻撃を警告します。
救出されたピータは、キャピトルで記憶を操作され、カットニスを憎むよう変えられていました。彼はカットニスの首を絞めようとします。反乱軍は第2地区の要塞を落とし、カットニスは首都キャピトルへ攻めこむ部隊に加わります。街じゅうの罠で仲間が次々に死に、フィニックも地下で怪物に襲われて命を落とします。
スノー大統領の邸宅の前で、子どもたちを守るふりをした爆弾が落とされ、救護に駆けつけた妹プリムが死にます。捕らえられたスノーは、あの爆撃はコインの仕業だとカットニスに告げます。コインは、キャピトルの子どもたちで最後のハンガー・ゲームを開こうと提案します。
スノーの公開処刑の日、カットニスは矢をスノーではなくコインに放ちます。スノーもその混乱の中で死にます。カットニスは第12地区に送り返され、やがて回復したピータが戻ってきます。ふたりはゆっくりと傷をいやし、エピローグでは、何年もあとに子どもを育てるカットニスの姿が描かれます。
読んだあとに話したいこと
- カットニスが最後に矢を放った相手と、その理由をどう思う?
- 目的が正しければ、どんな手段を使ってもいいのだろうか?
- 戦争が終わっても、人の心に残るものは何だろう?
おうちの方へ
約10万語。一人称・現在形の読みやすい英語は前2作と同じです。Catching Fire の続きで、単独では読めないので1作目から順に。戦争の場面が中心になり、爆撃で子どもが死ぬ場面や主要人物の死、心の傷の描写が重く、3作の中でいちばんつらい巻です。中学生以上に。
次に読むなら
The Hunger Games、Catching Fire に続く3部作の完結編です。パネムの過去を描く前日譚 The Ballad of Songbirds and Snakes(若き日のスノーの物語)で、この世界をさらに深く知ることができます。権力と自由を考える物語として、The Giver(『ギヴァー』)とも読みくらべてみてください。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

The Hunger Games
Suzanne Collins
同じ作者・「冒険」「成長」のお話・同じくらいの長さ

Catching Fire
Suzanne Collins
同じ作者・「冒険」「成長」のお話・同じくらいの長さ

The Giver
Lois Lowry
「成長」のお話・同じくらいの長さ

Freak the Mighty
Rodman Philbrick
「成長」「泣ける」のお話・同じくらいの長さ

The Land of Stories: A Grimm Warning
Chris Colfer
「冒険」「成長」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
