文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
きんぎょばちから、赤いきんぎょが1ぴき、ぴょんとにげだしました。「どこににげた?」
ページをめくると、そこはお部屋のなか。きんぎょはカーテンのもようにまぎれたり、鉢植えの花のふりをしたりして、どこかにかくれています。見つけたと思ったら、またにげて、次のページへ。
文章は「きんぎょがにげた」「どこににげた」のくり返しだけ。あとは子どもが絵のなかからきんぎょを見つける番です。五味太郎のくっきりした色と形で描かれた、かくれんぼ絵本の定番です。
こんな子におすすめ
指さしが始まった1〜3歳の子、「どこ?」「あった!」のやりとりが好きな子に。文字はほとんど無いので、ことばが出る前の子でも遊びとして楽しめます。少し大きくなった子には、きんぎょ以外にも同じ色・同じ形のものが部屋のどこにあるかをさがす遊びにも広がります。はじめて自分で「見つけた」よろこびを味わえる絵本です。
読みどころ
- きんぎょのかくれ場所は、カーテンの水玉、花、キャンディー、いちごと、どれも赤くて丸いもの。「似ている形」を見わける目が自然にきたえられます。
- ページが進むほど部屋のなかのものが増え、さがすのが少しずつ難しくなります。かんたんなページから始まるので、小さな子でも最初に成功体験ができます。
- 五味太郎ならではの、はっきりした色と単純な形。ごちゃごちゃして見えないので、1歳の子でも画面の中でぱっと目が止まります。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
きんぎょばちをとびだしたきんぎょは、まずカーテンの赤い水玉もようのなかにかくれます。次は鉢植えの赤い花のあいだ、そのあとはキャンディーのびんのなか。おさらに盛ったいちごのあいだにまぎれたり、おもちゃのならんだ部屋では、ロケットのそばにすましてとまっていたり。部屋のなかの赤くて丸いものにそっくりの姿で、ページごとに場所を変えていきます。
どのページでも「どこににげた?」と問いかけられ、見つけたと思うと、きんぎょはまたにげてしまいます。
最後にきんぎょがたどりついたのは、たくさんのきんぎょが泳ぐ、大きな水のなか。そっくりな仲間のなかに「にげた」きんぎょがまぎれこみ、「もう にげないよ」と、おはなしはおしまいです。1ぴきだけでさびしそうだったきんぎょが、仲間を見つけて落ちつく、という結びになっています。
読んだあとに話したいこと
- きんぎょは、どこにかくれていた? 指さしてみよう。
- きんぎょは、どうしてにげちゃったのかな。
- 最後のページに、きんぎょは何びきいる?
おうちの方へ
1977年に月刊絵本として生まれ、1982年から単行本で読みつがれています。読み聞かせは1歳半〜2歳ごろから。急いでめくらず、子どもが指さすまで待つのがいちばんのコツです。はじめは難しいページも、何度か読むうちに場所を覚えて、得意げに教えてくれるようになります。最後のページは、何びきいるか数えてみても。
次に読むなら
同じ五味太郎の絵本では、乗りものの窓から中をのぞく『バスがきた』や、動物たちの『みんなうんち』などがあります。さがす遊びをもっと楽しみたい子には、くり返しで笑う『だるまさんが』や、めくるたびに動物が顔を出す『いないいないばあ』が同じ年ごろの定番です。少し長いお話に進むなら、やはり赤くて小さな主人公がのびのび動く『はらぺこあおむし』へ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





