文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
いたずらの王者をめざして、ひとり修行の旅をつづけるキツネのゾロリ。夢は、自分のお城を持ち、すてきなおよめさんをもらうことです。
旅のとちゅう、ゾロリはイノシシのふたご、イシシとノシシに出会います。ふたりから、この国のお姫さまがアーサー王子と結婚するらしいと聞いたゾロリは、それならおれさまが花むこになってやろうと、とびきりの作戦を考えはじめますが……。
ゾロリとイシシ・ノシシが出会う、長く続く大人気シリーズの記念すべき第1作。ページのすみずみまで、だじゃれや仕掛けがいっぱいです。
こんな子におすすめ
字の多い本を見ると逃げだしてしまうのに、マンガなら何時間でも読んでいる。そんな小学校低学年の子の「最初の読みもの」として強い味方になります。おならやだじゃれで大笑いする年ごろの子、ずるがしこい主人公にひそかにあこがれる子にも。シリーズ最初の巻なので、ゾロリたちの関係を知るにはここから入るのがいちばんです。
読みどころ
- 文章と絵がほぼ半々で、吹き出しのせりふも多く、文字だけのページが続きません。読むのが苦手な子でも息切れしにくく、気づけば最後のページまで来ているつくりです。
- ゾロリとイシシ・ノシシが初めて出会う巻です。のちのシリーズでおなじみになる三人組の掛けあいが、ここから始まります。
- 絵のすみにかくれた小さなギャグは、文章を追っているだけでは見落としがちです。二度目は絵だけをじっくり眺めて、「かくれネタ」探しをしてみてください。
- ゾロリの作戦はいつも大がかりで、インチキな道具が次々に登場します。「そんなのうまくいくわけない」とつっこみを入れながら読むのが、このシリーズのいちばん楽しい味わい方です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
じつはゾロリの作戦とは、自分で作ったにせもののドラゴンにお姫さまをさらわせ、それを自分でやっつけて花むこの座をいただこう、というものでした。ドラゴンの正体は、古タイヤを組みあわせてこしらえた、ゾロリお手製の大じかけです。
結婚式の日、お城の塀の向こうから巨大なドラゴンがあらわれ、兵士たちをけちらしてお姫さまのエルゼをさらっていきます。ゾロリはさっそく王さまに「ドラゴンを退治してみせます」と名のりをあげますが、花むこになるはずだった勇かんな青年アーサーも、お姫さまを助けに向かいます。ゾロリはあの手この手でアーサーをこまらせ、じゃまをしようとしますが、作戦は思いどおりには進まず、お城のまわりはドタバタの大さわぎになっていきます。
結局、ゾロリはお姫さまの花むこにはなれず、お城とおよめさんの夢はおあずけのまま。それでもゾロリはこりることなく、子分になったイシシとノシシをつれて、次のいたずらをもとめて旅をつづけていきます。
読んだあとに話したいこと
- ゾロリの作戦のなかで、いちばんずるいと思ったのはどれ? ちょっとまねしてみたいのは?
- ゾロリは、どうしてお城とおよめさんがほしいんだと思う?
- あなたなら、このお話にどんなだじゃれを入れる?
おうちの方へ
絵が多く、ページのあちこちにだじゃれや絵さがし、迷路などの遊びがあるので、読むのが苦手な子でも最後まで楽しめます。ひとり読みは小学1〜2年生から。おならやだじゃれのギャグが多いので、親子で笑いながら読むのがおすすめ。シリーズは70巻以上あり、どこから読んでも楽しめます。
次に読むなら
ゾロリが気に入ったら、2冊目からは表紙で気になった巻を選んでかまいません。絵さがしと笑いで引っぱる本なら『おしりたんてい』も近い位置にあります。もう少し文字の多い本に進むなら、わがままなのに憎めない主人公つながりで寺村輝夫『ぼくは王さま』を。英語の本では、マンガ仕立てで笑わせる『Dog Man』や『The Adventures of Captain Underpants』が、ゾロリ好きの子にとって入りやすい洋書です。
読んだ人の感想
読みこみ中…
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この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





