ブックリンカー
『ルドルフとイッパイアッテナ』の表紙
対象の目安
小2〜小5
ボリューム 推定
約80,000字長編
ページ数
273ページ
出版社
講談社1987年5月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

岐阜の町で、リエちゃんという女の子にかわいがられていた黒ねこのルドルフ。ある日、魚屋に追われて飛びこんだのは、長距離トラックの荷台でした。気がつくと、そこは見たこともない大きな町、東京です。

途方にくれるルドルフの前にあらわれたのは、体の大きなトラねこ。名前を聞くと「イッパイアッテナ」と答える、この町のボスのようなのらねこでした。じつはこのねこ、人間の字が読めるのです。

ルドルフはイッパイアッテナのもとで、のらねことして生きる知恵と、字の読み方を教わりながら、岐阜へ帰る道をさがしはじめます。

こんな子におすすめ

ねこが好きな子はもちろん、「字が読めるってどういうことだろう」と考えはじめた小学3・4年生に。ひらがなを苦労しておぼえるルドルフの姿は、文字を習いたての子にも重なります。長い本に初めて挑戦する子でも、章ごとに事件があるので読みすすめやすく、ひとりで最後まで読みきったという達成感を味わえる一冊です。

読みどころ

  • ルドルフが自分で語る文体。「おれ」という一人称と、ところどころ読者に話しかけるような言いまわしで、ねこの目線から見た人間の町が生き生きと伝わってきます。
  • イッパイアッテナという名前のなぞ。なぜそんな名前なのかが分かる場面で、のらねこの暮らしと、人とねこの関係のさびしさが、さらりと描かれます。
  • 字を読む力が、物語を動かす鍵になっていること。看板、新聞、テレビの文字をたよりに、ルドルフは自分がどこにいて、どう帰ればいいかを突きとめていきます。
  • ふるさとに帰るか、友だちのそばにいるか。最後にルドルフが下す決断は、小さな読者にも「自分ならどうする」と考えさせる重みがあります。

読んだあとに話したいこと

  1. イッパイアッテナが「教養」を大事にするのはどうしてだと思う?
  2. ルドルフは岐阜に帰らずに東京に残ることにしたね。あなたならどうした?
  3. もし自分のねこや犬が字を読めたら、何をいっしょにしてみたい?

おうちの方へ

黒ねこのルドルフが一人称で語る文章はテンポがよく、小学3年生くらいからひとり読みができます。各章が短いので、低学年への読み聞かせにも向きます。イッパイアッテナの「教養」についての言葉は、親子で話したいところ。シリーズは『ルドルフ ともだち ひとりだち』など5巻まで続きます。

次に読むなら

続きが気になったら『ルドルフ ともだち ひとりだち』へ。ルドルフが岐阜へ向かう旅が描かれます。同じ小学校中学年向けの長めの読みものでは、少年二人の大活躍『大どろぼうホッツェンプロッツ』や、三人組の失敗談が楽しい『それいけズッコケ三人組』が同じ棚に置ける本です。ねこつながりで『魔女の宅急便』の黒ねこジジに会いに行くのも。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。