ブックリンカー
『闇の守り人』の表紙
対象の目安
小6〜高校
ボリューム 推定
約185,000字長編
ページ数
357ページ
出版社
偕成社1999年2月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

女用心棒バルサは、ずっと背を向けてきた故郷、カンバル王国へ帰ろうと決めます。幼いころ、バルサは養父ジグロに連れられて、追っ手から逃げるように国を出ました。ジグロはそのために、多くのものを捨て、背負ってきたのです。

山の洞窟を抜けてカンバルへ向かうバルサは、暗い地の底で、ある兄妹と出会います。やがてたどりついた故郷で、バルサは、ジグロについて語られてきた話が、自分の知っている姿とは大きくちがうことを知ります。過去と向きあうために帰ってきたバルサを、山の国の古いしきたりと、闇にひそむものが待っています。

こんな子におすすめ

『精霊の守り人』でバルサに心をつかまれた子に。前作が冒険の物語だとすれば、こちらはバルサ自身の過去と心の傷に向きあう物語です。育ててくれた人への感謝と反発を同時に抱えたことのある子、大人の事情に巻きこまれる子どもの側の気持ちを考えたい子に手渡したい1冊です。

読みどころ

  • 舞台は北の山の国カンバル。洞窟の闇、厳しい暮らし、山の王をめぐるしきたりが細かく書きこまれ、前作の新ヨゴ皇国とはまったくちがう空気が味わえます。
  • ジグロという人物が、バルサの記憶と、故郷で語られる話の両方から浮かびあがってきます。ひとりの人間の姿が、見る人によってまるで変わることに気づかされます。
  • クライマックスの槍の場面は、勝ち負けを決める戦いではなく、心の中のものをぶつけあう場として描かれます。アクションと感情が重なる、シリーズ屈指の名場面です。

読んだあとに話したいこと

  1. バルサは、ジグロのことをどう思っていたんだと思う? 感謝? それとも怒り?
  2. ジグロが裏切り者として語られていたのはなぜだろう? 語られる話と本当のことは、どうしてずれるんだと思う?
  3. だれかのために大きなものを捨てた人の気持ちを、あなたならどう受けとめる?

おうちの方へ

『精霊の守り人』に続く守り人シリーズの2作目ですが、物語は独立していて、この巻から読んでも楽しめます。前作の人物はほとんど出てきません。槍の戦いで人が傷つく場面や、親子の複雑な感情が描かれ、前作より大人びた内容です。ひとり読みは小学6年生〜高校生が目安。

次に読むなら

前作は『精霊の守り人』。この巻は単独でも読めますが、バルサという人物を知ってから読むと、故郷へ帰る重みがより伝わります。続く『夢の守り人』では、ふたたびチャグムやタンダたちが登場します。同じ作者の『獣の奏者』は、掟に縛られた国と主人公の生き方を描く点で、この巻と通じあう長編です。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。