ブックリンカー
『番ねずみのヤカちゃん』の表紙
未就学〜小2すこし長め

番ねずみのヤカちゃん

作:リチャード・ウィルバー絵:大社玲子訳:松岡享子

対象の目安
未就学〜小2
ボリューム 推定
約6,000字すこし長め
ページ数
68ページ
出版社
福音館書店1992年5月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

ドドさん夫婦の家のかべの中に、母さんねずみと4ひきの子ねずみが、人に見つからないようにひっそりと暮らしていました。子どもたちが大きくなると、母さんねずみはひとり立ちの心得を教えます。いちばん大事なのは、物音を立てないこと。人間に気づかれたら、ねずみとりをしかけられたり、ねこを飼われたりしてしまうからです。

きょうだい3びきはそっと返事をしましたが、末っ子は「わかったよ、おかあさん」と、家じゅうにひびくような大声。「やかましい」から名前をとられた、ヤカちゃんです。

さて、こんなに声の大きなねずみが、人間の家で無事にやっていけるのでしょうか。

こんな子におすすめ

声が大きくて注意されがちな子、きょうだいの中で自分だけちがうと感じている子に。「短所に見えるところが、だれかの役に立つ」という筋が、お説教ではなくゆかいな事件として描かれます。68ページと短く、1回の読み聞かせで読みきれるので、長いおはなしへの入口にもちょうどいい一冊です。

読みどころ

  • 母さんねずみの教えが、ぜんぶ歌になっているところ。ヤカちゃんが危ないめにあうたびにその歌がよみがえり、くり返しの楽しさと、はらはらが同時に味わえます。
  • ドドさん夫婦の側から見ると、かべの中から大声がひびいてくる不気味さがあり、人間とねずみの両方の視点がちゃんと描かれています。
  • 松岡享子の訳文は声に出したときのリズムがよく、大社玲子の絵は夜の家の中の雰囲気をやさしく伝えます。読み聞かせで真価を発揮する本です。

読んだあとに話したいこと

  1. ヤカちゃんの大声は、はじめは困りものだったのに、最後には役に立ったね。あなたの「困った」ところで、役に立ちそうなものはある?
  2. 母さんねずみの歌、どれがいちばん気に入った?
  3. ドドさんは、どうしてヤカちゃんを追いださなかったんだと思う?

おうちの方へ

読み聞かせなら4歳くらいから、ひとり読みは小学1・2年生が目安です。ねずみとりの歌、ねこの歌など、くり返しの歌が出てくるので、節をつけて読むと子どもが声を合わせてくれます。どろぼうの場面も、こわがらせるより笑いにつながる描き方で安心です。

次に読むなら

小さな生きものが人間の家で暮らす話なら、ねこたちのゆかいな絵本『11ぴきのねこ』、短いおはなしが続く『ふたりはともだち』が同じ読み聞かせの時期に向きます。ひとり読みに進むなら、同じ福音館の『いやいやえん』『ロボット・カミイ』が、文字量も対象年齢も近いステップアップ先です。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。