ブックリンカー
『いやいやえん』の表紙
未就学〜小2読みごたえ

いやいやえん

作:中川李枝子絵:大村百合子

対象の目安
未就学〜小2
ボリューム 推定
約20,000字読みごたえ
ページ数
177ページ
出版社
福音館書店1962年12月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/04

どんなお話?(ネタバレなし)

ちゅーりっぷほいくえんのばらぐみに通う、4歳のしげるは、元気いっぱいのきかん坊。先生に注意されても、おかまいなし。けんかもするし、言いつけも守りません。

そんなしげるの毎日には、ふしぎなことがつぎつぎ起こります。積み木で作った船で海へ出てくじらをつかまえに行ったり、山からくまの子が園にやってきたり、おおかみに食べられそうになったり。

そして最後に、なんでも「いやだ」と言うしげるが連れていかれたのは、「いやいやえん」という、いやなことは何もしなくていい保育園でした。七つのおはなしが入った、日本の幼年童話を代表する一冊です。

こんな子におすすめ

「いや!」が口ぐせになってきた3〜6歳の子と、その保護者に。しげるは反省しないし、おはなしも説教しません。だからこそ子どもは安心して笑え、最後の「いやいやえん」で、何でもいやと言える場所が本当に楽しいかを自分で考えます。保育園や幼稚園に通いはじめた子が、園の生活を物語で追体験できる本でもあります。

読みどころ

  • 積み木の船が海へ出て、くまの子が転園してくる。日常と空想のあいだに線がなく、保育園の一日の中で、当たり前のようにふしぎが起こります。
  • おおかみの話は、こわいはずの相手が、しげるの汚さに負けてしまうという逆転の笑い。手を洗わない子に効くかどうかはともかく、親子で大笑いできます。
  • 最後の「いやいやえん」は、自由とわがままのちがいを、理屈ではなく「赤いクレヨンが使えない」という具体的な困りごとで伝えます。
  • 大村百合子の絵は、しげるのふてくされた顔や、くじらの大きさを、少ない線でくっきり描いています。文字の多いページでも、絵が読む手がかりになります。

読んだあとに話したいこと

  1. いやいやえんは、楽しそう? 一日いてみたい?
  2. しげるのしたことで、「それはやりすぎ」と思ったのはどれ?
  3. 積み木の船で海に出られるなら、何をつかまえに行きたい?

おうちの方へ

読み聞かせなら3〜4歳から、1日1話ずつ。ひとり読みは小学1・2年生から。しげるの「いやだ」に自分を重ねる子が多いので、しかるための本にせず、いっしょに笑ってください。『ぐりとぐら』と同じ作者・画家コンビで、絵本からの橋わたしにぴったりの一冊です。

次に読むなら

同じ中川李枝子・大村百合子の絵本『ぐりとぐら』は、この本より前に、あるいは並行して楽しめます。保育園・幼稚園が舞台のおはなしなら『おしいれのぼうけん』『ロボット・カミイ』が年齢も雰囲気も近く、集団の中の子どもを描く名作としてセットで読まれてきました。ひとり読みに進んだら、くまの子の疑問を追う『くまの子ウーフ』へ。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。