ブックリンカー
『小さなスプーンおばさん』の表紙
小1〜小4長編

小さなスプーンおばさん

作:アルフ・プリョイセン絵:ビョールン・ベルイ訳:大塚勇三

対象の目安
小1〜小4
ボリューム 推定
約35,000字長編
ページ数
166ページ
出版社
学研1966年4月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

ノルウェーのいなかに住む、ごくふつうのおばさん。ところがこの人には、ひとつだけふつうでないところがあります。いつ、どこでとも分からないまま、とつぜん体がティースプーンくらいの大きさに縮んでしまうのです。

それでもおばさんは、ちっともあわてません。小さくなると動物たちと話せるようになるので、ねずみに掃除をさせ、ねこにお皿を洗わせ、犬にベッドを整えさせて、だんなさんが帰るころには、何ごともなかったように元の大きさにもどっているのです。

だんなさんのポケットに入って買い物に出かけたり、カラスの会議に出たり、森へコケモモをとりに行ったり。小さくなるたびに、ゆかいな事件が待っています。

こんな子におすすめ

『ピッピ』のように、大人なのに型やぶりな主人公が好きな小学1〜4年生に。困った状況を知恵と口のうまさで切りぬける話なので、体が小さいことや力が弱いことを気にしている子にも、小さいからこそできることがあると伝わります。北欧のいなかの暮らしぶりも、絵と文からたっぷり味わえます。

読みどころ

  • 小さくなる理由は最後まで説明されません。原因さがしや教訓を期待せず、「そうなったら、そのやり方でうまくやるしかない」というおばさんの割りきりを楽しむ本です。
  • ふだんはただのペットに見えるねこや犬が、小さくなったおばさんの前では本音を語りだします。動物たちの言い分がどれもおかしく、北欧の民話の匂いがします。
  • だんなさんとの関係が絶妙です。言いたい放題なのに、だんなさんが居心地よく過ごせるようにせっせと働く。夫婦のおかしみを子どもも感じとれます。

読んだあとに話したいこと

  1. もし急にスプーンくらいの大きさになったら、最初に何をする? だれに手伝ってもらう?
  2. おばさんは動物たちをどうやって言うことを聞かせていた? ずるいと思う? 上手だと思う?
  3. 小さいからこそできることって、ほかにどんなことがある?

おうちの方へ

一話が短く独立しているので、1日1話の読み聞かせに向きます。ひとり読みは小学2・3年生から。おばさんが動物を「こき使う」場面の口の達者さが読みどころなので、せりふを少し芝居がかって読むと喜ばれます。『スプーンおばさんのぼうけん』『スプーンおばさんのゆかいな旅』と続き、NHKのアニメでも親しまれました。

次に読むなら

続編『スプーンおばさんのぼうけん』『スプーンおばさんのゆかいな旅』へ。同じ大塚勇三訳の『長くつ下のピッピ』は、強さの向きこそ正反対ですが、常識をひっくり返す痛快さが共通しています。少年二人の冒険『大どろぼうホッツェンプロッツ』、わがままな主人公の短編集『ぼくは王さま』も、笑いながら読める同じ時期の定番です。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。