- 対象の目安
- 小4〜中学
- ボリューム 推定
- 約57,000語長編
- ページ数
- 295ページ
- 出版社
- Atheneum Books for Young Readers2010年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29
どんなお話?(ネタバレなし)
メロディは11歳の女の子。頭の中には、たくさんの言葉や音楽がつまっていて、見たり聞いたりしたことを細かく覚えておける記憶力もあります。けれど脳性まひのため、歩くことも話すことも、自分で字を書くこともできません。まわりの多くの人は、メロディが何もわかっていないと思いこんでいます。
家族や、となりに住むヴィーさんにささえられながら、特別支援学級に通うメロディ。ふつうのクラスにまじって授業を受けるようになり、そして自分の言葉を伝えられる機械と出会ったとき、メロディの毎日は大きく動きだします。
こんな子におすすめ
話せない人は何も考えていない、とどこかで思いこんでいないか、自分をふり返りたい子に。障がいのある友だちが身近にいる子にも、いない子にも、見え方を変えてくれる一冊です。クイズ大会の場面はテンポがよく、学校もののおもしろさも味わえます。
読みどころ
- 冒頭、メロディが自分の頭の中にある言葉の豊かさを語る場面から、一気に引きこまれます。読者だけがメロディの本当の姿を知っている、という構図がもどかしくもあります。
- となりのヴィーさんは、メロディを特別あつかいせず、きびしくも楽しく言葉を教えてくれる存在。家族以外の大人とのつながりも、この物語の大切な柱です。
- クイズ大会では、メロディの記憶力が思わぬ形でかがやきます。けれど勝利のあとに訪れる仲間との関係の変化が、物語をいっそう深くしています。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
メロディは、言葉を入力すると音声で読み上げてくれる機械を手に入れ、はじめて自分の考えを人に伝えられるようになります。その力で学校のクイズ大会チームの選考に合格し、地区大会では大活躍してチームを優勝に導きます。
ところが、全国大会のためワシントンD.C.へ向かう日、チームのメンバーはメロディを残して別の飛行機で先に出発してしまいます。仲間だと思っていた子たちに置いていかれたと知り、メロディは深く傷つきます。
翌朝、あわただしく出かけようとした母の車の後ろに、幼い妹のペニーが駆け寄ります。メロディは必死に危険を知らせようとしますが伝わらず、母は気づかないまま車を動かし、ペニーはけがをします。さいわいペニーは命を取りとめます。
全国大会で9位になったチームは、メロディに記念のトロフィーをわたそうとしますが、メロディはそれを受け取りません。そして、自分の心の中にあるものを、これからも自分の言葉で伝えていこうと心に決めるのでした。
読んだあとに話したいこと
- メロディが言葉を伝えられるようになる前と後で、まわりの人の態度はどう変わった?
- チームのメンバーは、なぜメロディを置いていってしまったのだろう?
- 話すことができない人と友だちになるとしたら、どんなことを大事にしたい?
おうちの方へ
語彙は英検2級程度で、メロディの一人称で語られます。頭の中には豊かな言葉があるのに、それを外に出せないもどかしさが率直につづられます。障がいのある子へのからかい、仲間はずれ、妹の事故の場面があります。日本語版は鈴木出版『わたしの心のなか』。続編 Out of My Heart があります。
次に読むなら
顔の障がいを抱えて学校生活に挑む少年をえがく Wonder(『ワンダー』)は、この本と並べて読みたい一冊。障がいのある小さな天才と体の大きな少年の友情をえがく Freak the Mighty は、もう少しスリルのある展開です。続編 Out of My Heart では、メロディが障がいのある子どものためのサマーキャンプに参加します。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Wonder
R. J. Palacio
「学校」「家族」のお話・同じくらいの長さ

Freak the Mighty
Rodman Philbrick
「成長」「泣ける」のお話・同じくらいの長さ

Anne of Green Gables
L. M. Montgomery
「家族」「成長」のお話・同じくらいの長さ

Bridge to Terabithia
Katherine Paterson
「泣ける」「成長」のお話・同じくらいの長さ

Front Desk
Kelly Yang
「家族」「学校」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
