ブックリンカー
『ぐるんぱのようちえん』の表紙
未就学〜小1はじめて

ぐるんぱのようちえん

作:西内ミナミ絵:堀内誠一

対象の目安
未就学〜小1
ボリューム 推定
約1,000字はじめて
ページ数
28ページ
出版社
福音館書店1966年12月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

ジャングルに住む大きなぞう、ぐるんぱは、ひとりぼっち。だれとも遊ばず、からだもあらわないので、よごれて、くさくて、いつも泣いています。見かねたジャングルのぞうたちは相談して、ぐるんぱをきれいにあらい、「はたらきに行っておいで」と送り出します。

ぐるんぱは町へ出て、びすけっと屋さんで働きはじめます。はりきって作ったびすけっとは、ところが、とんでもない大きさ。「もう けっこう」と言われてしまい、ぐるんぱはその大きなびすけっとをかかえて次の店へ。

どこへ行っても作るものが大きすぎるぐるんぱは、自分の居場所を見つけられるのでしょうか。

こんな子におすすめ

幼稚園・保育園に通いはじめる前後の3〜6歳の子に。「うまくいかない」をくり返す主人公が最後に自分の居場所を見つけるお話なので、新しい環境に少し不安がある子にもやさしく届きます。大きなびすけっとや大きなくつなど、絵のスケールの大きさを素直に面白がれる年ごろなら、お話の筋がわからなくても十分に楽しめます。

読みどころ

  • 最初のページのぐるんぱは、よごれてしょんぼり。それが町へ出て、最後に子どもたちに囲まれるまで、顔つきがどんどん変わっていきます。絵だけ追っても気持ちの変化がわかります。
  • 大きすぎるびすけっと、おさら、くつ、ピアノ、スポーツカー。ひとつずつ増えていく「失敗作」を全部かかえて歩く姿が、おかしくて少しせつない名場面です。
  • 堀内誠一の絵は、ジャングルの緑や町の色づかいが大胆で、見開きのあちこちに小さな発見があります。最後の幼稚園のページでは、どの子が何で遊んでいるかを探すのが楽しい。
  • 「だめだと思ったものが、場所を変えれば役に立つ」という結末を、説明せずに絵で見せてくれます。大人が読んでも胸にのこるところです。

読んだあとに話したいこと

  1. ぐるんぱの作ったもののなかで、あなたがいちばん使ってみたいのはどれ?
  2. お店の人に「もう けっこう」と言われたとき、ぐるんぱはどんな気持ちだったかな。
  3. ぐるんぱの幼稚園に行けるとしたら、何をして遊びたい?

おうちの方へ

1965年に月刊絵本「こどものとも」で生まれ、翌年から単行本で読みつがれています。働く場面が5回くり返されるので、「もう けっこう」のせりふは子どもと一緒に声を合わせると盛りあがります。読み聞かせは3歳ごろから。入園前や、新しい場所になじめない時期の子にも、そっと寄りそう一冊です。

次に読むなら

「大きな失敗が最後に生きる」という流れが好きになったら、大きなたまごをその場で料理してしまう『ぐりとぐら』や、たくさんの子どもたちとパンを焼く『からすのパンやさん』が同じ福音館・偕成社のロングセラーとして並びます。自分だけの宝物にこだわる主人公が仲間と分かちあう『そらまめくんのベッド』も、園に通う年ごろの子に重なるテーマです。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。