文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
いずみがもりの木の上に、からすのパンやさんがありました。ある日、4わの赤ちゃんが生まれます。まっ白、まっ黄色、まっ赤、そしてまっ黒。お父さんとお母さんは、子育てにおおいそがしです。
そのせいで、パンがこげたり、生焼けになったり。お店はだんだんはやらなくなってしまいます。それでも、子どもたちの友だちは、こげたパンを「おいしい」と食べにきてくれて……。
やがて大きくなった子どもたちとパンやさん一家がひらめいたアイデアとは? 見開きいっぱいのパンの絵に、きっと目がくぎづけになります。
こんな子におすすめ
パン屋さんごっこやお店やさんごっこが大好きな子に。下にきょうだいが生まれて、家の中がばたばたしている時期の子なら、忙しいけれどあたたかいからす一家の様子に安心できるでしょう。一枚の絵をすみずみまで見るのが好きで、読み聞かせのあとも絵本を手放さない子にはとくにおすすめです。
読みどころ
- 見開きいっぱいにならぶ、さまざまな形のパンのページが最大の見せ場。一つひとつに名前がついていて、読むたびに新しいパンを見つけられます。
- 4わの子どもたちは、白・黄・赤・黒と羽の色がちがい、その色が名前にもつながっています。色の違いで見分けられるので、小さな子でも「どれがだれ?」を楽しめます。
- 森じゅうのからすが押しよせる場面は、一羽ずつ表情や持ちものが描きこまれた群衆画。お話の筋からはなれて、気になるからすを探す遊びが自然に生まれます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
からすのパンやさんに生まれた4わの子どもは、オモチ、レモン、リンゴ、チョコと名づけられます。お父さんとお母さんは子どもの世話にかかりきりで、お店のパンは焼きすぎたり、半焼けだったり。売れのこったパンは子どもたちのおやつになり、子どもたちの友だちもそのパンを気に入って集まってきました。けれどお店のお客はへり、家はびんぼうになっていきます。
そこで一家は、子どもたちもいっしょになって、家族みんなでおもしろいかたちのパンを作ることにします。テレビのかたち、だるまのかたち、動物のかたち……と、できあがったのは見たこともないパンばかり。見開きいっぱいにならぶたくさんのパンは、この絵本いちばんの見どころです。
おいしいにおいにつられて子どもたちが集まり、そのようすを見た大人たちのかんちがいがかんちがいをよんで、消防車や救急車、おまわりさんまでかけつける大さわぎに。さわぎがおさまると、森じゅうのからすが行列をつくる人気店になっていました。4わの子どもたちもすくすく育ち、オモチとチョコはりっぱな若者に、リンゴとレモンはきれいなむすめに。いずみがもりのからすのパンやさんは、そのあともずっとにぎわいました。
読んだあとに話したいこと
- パンのページで、いちばん食べてみたいパンはどれ?
- 自分がパンを考えるとしたら、どんな形で、どんな名前にする?
- からすの4きょうだいのなかで、だれがいちばん好き?
- お店のパンが売れなくなったとき、からすの一家がしたことをどう思った?
おうちの方へ
見開きいっぱいのパンのページは、ひとつずつ指さして「どれを食べたい?」と話すだけで長く楽しめます。からすの大群が集まる場面は細かく描きこまれているので、読み聞かせのあとにじっくり絵さがしをするのもおすすめです。続編に『からすのおかしやさん』などがあります。
次に読むなら
40年ほどたってから出た続編『からすのおかしやさん』『からすのやおやさん』などでは、大きくなった子どもたちのその後が描かれます。食べものと仲間の絵本なら、大きなカステラを焼く『ぐりとぐら』がまず並べたい一冊。ねこたちのとぼけた大騒動を描く『11ぴきのねこ』も、絵のすみずみまで楽しめる点で似た味わいがあります。
読んだ人の感想
読みこみ中…
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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





