ブックリンカー
『Holes』の表紙
小4〜中学長編English

Holes

邦題『穴』

作:Louis Sachar

対象の目安
小4〜中学
ボリューム 推定
約47,000語長編
ページ数
233ページ
出版社
Yearling1998年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29

どんなお話?(ネタバレなし)

スタンリー・イェルナッツは、ひいひいおじいさんの代から「呪われた一家」と言われるほど運の悪い男の子。ある日、身におぼえのない盗みの罪を着せられ、少年たちの矯正キャンプ「グリーン・レイク・キャンプ」に送られます。

そこは湖とは名ばかりの、干上がった砂漠。少年たちは毎日、炎天下で深さも幅も1.5メートルほどの穴をひとつずつ掘らされます。「人格をきたえるため」と言われますが、本当にそれだけなのでしょうか。過去と現在の話がからみ合う、ふしぎな物語です。

こんな子におすすめ

謎解きが好きで、ばらばらだった話が最後にぴたりとつながる快感を味わいたい子に。運の悪さをなげいてばかりの主人公が少しずつ変わっていく物語なので、「どうせ自分なんて」と思いがちな時期の高学年〜中学生にも響きます。英語の長編を一冊読みきりたい子の、手ごたえのある目標にもなります。

読みどころ

  • キャンプの少年たちは、X-Ray や Armpit、Zigzag など、みんなあだ名で呼ばれています。あだ名の由来を想像しながら読むと、ひとりひとりのキャラクターがくっきりしてきます。
  • 100年以上前のグリーン・レイクの町の話と、スタンリーの現在が交互に語られます。一見関係のなさそうなエピソードに出てくる小さな品物や言葉が、あとで意味をもってくる仕掛けです。
  • 所長やミスター・サーといったキャンプの大人たちは、どこかとぼけていながらもおそろしい存在。ユーモアと緊張感が同じ場面に同居する、ルイス・サッカーならではの語り口です。
  • 50の章はどれも数ページと短く、一日数章ずつでも無理なく進められます。章の終わりに次が気になる一文が置かれていることが多く、読みだすと止まらなくなります。

読んだあとに話したいこと

  1. スタンリーは、ほんとうに「運が悪い」だけだったのかな?
  2. 昔の話と今の話が、どこでつながっていると気づいた?
  3. キャンプの穴掘りは「人格をきたえるため」と言われていたけれど、きみはどう思う?

おうちの方へ

語彙は英検2級程度で、1章が短くテンポよく読めます。過去と現在を行き来する構成なので、登場人物の関係をメモしながら読むと、最後に伏線がつながる快感が味わえます。人種差別による殺人、毒トカゲ、大人の暴力的な場面があります。日本語版は講談社、映画版もあります。

次に読むなら

キャンプの仲間 Armpit のその後を描いた続編 Small Steps があり、スタンリーたちの世界をもう少し味わえます。過酷な環境をひとりで生きのびる少年を描いた Hatchet(『ひとりぼっちの不時着』)は、同じくサバイバルの緊張感がありながら、主人公の内面にぐっと迫る物語。いくつもの視点が組みあわさる構成が気に入ったなら、語り手が交代していく Wonder で、また別の「つながる快感」を味わえます。

読んだ人の感想

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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。