ブックリンカー
『君の膵臓をたべたい』の表紙
中学〜高校長編

君の膵臓をたべたい

作:住野よる

対象の目安
中学〜高校
ボリューム 推定
約140,000字長編
ページ数
328ページ
出版社
双葉社2015年6月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29

どんなお話?(ネタバレなし)

人とかかわらず、本ばかり読んで過ごしている高校生の「僕」。ある日、病院の待合室で一冊の文庫本を拾います。手書きで「共病文庫」と書かれたその本は、クラスメイトの山内桜良がひそかにつづっていた日記でした。そこには、彼女が膵臓の病気で、もう長くは生きられないことが書かれていました。

家族以外でただひとり秘密を知った「僕」を、桜良はなぜか気に入り、焼肉に、スイーツに、ついには遠くへの旅行にまで連れだします。正反対のふたりの、ぎこちなくて、まぶしい日々がはじまります。

こんな子におすすめ

人と深くかかわるのが苦手で、ひとりでいるほうが楽だと感じている人に。「僕」の心の動きに、自分を重ねられるかもしれません。ちょっと強引な友だちに振りまわされた経験のある人、残された時間の使い方や「生きるとは何か」を考えてみたい人にも。軽やかな会話で読みやすく、長い小説に慣れていない高校生の入口にもなります。

読みどころ

  • 主人公の名前がずっと明かされず、周りの人が彼をどう思っているかによって呼び方が変わるという、ユニークなしかけがあります。
  • 桜良と「僕」の会話は、冗談と皮肉が飛びかうテンポのよさで、重いテーマなのに思わず笑ってしまう場面がたくさんあります。
  • インパクトのあるタイトルの本当の意味は、物語を読みすすめるうちにわかってきます。最初とはまったくちがう響きで受けとれるはずです。

読んだあとに話したいこと

  1. もし残りの時間がかぎられていたら、あなたは何をしたい?
  2. 「僕」と桜良は、おたがいのどんなところにひかれたんだと思う?
  3. 人とかかわることは、めんどうなこと? それとも大切なこと?

おうちの方へ

重い病気を抱えた少女と、人づきあいの苦手な少年の関係を描いた青春小説です。ヒロインの死が物語の中心にあり、しかも病気ではなく通り魔事件による突然の死が描かれます。高校生男女の泊まりがけの旅行や同室の場面がありますが、性的な描写はありません。泣ける物語として中高生に人気ですが、身近な人を亡くしたばかりの子には注意を。

次に読むなら

死者と一度だけ再会できる使者を描く辻村深月『ツナグ』は、大切な人を失ったあとの思いに向きあう連作で、読後の涙の種類が少しちがいます。人生をやりなおす少年の物語『カラフル』は、生きることを別の角度から考えさせてくれます。高校生どうしの言えない思いが一晩で少しずつほどけていく『夜のピクニック』も、同じ年代の心の揺れを味わえる一冊です。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。