- 対象の目安
- 小2〜小4
- ボリューム 推定
- 約21,000語長編
- ページ数
- 190ページ
- 出版社
- HarperCollins1981年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
ラモーナ・クインビーは8歳。この秋から3年生で、学区が変わって、バスで新しい学校へ通うことになりました。姉のビーザスは中学生になり、お父さんは仕事をやめて大学に通いなおすことに。お母さんが働きに出るので、放課後ラモーナは、幼なじみハウイーの家で、おばあさんのケンプさんと、わがままな妹ウィラジーンの相手をして過ごさなければなりません。
「お父さんが勉強を続けられるかどうかは、みんなの協力しだい」と言われて、ラモーナはがんばるつもりです。でも、バスで消しゴムをとられたり、お弁当で大失敗したり、学校でとんでもないことが起きたり。がんばっているのに、どうしてうまくいかないんだろう? ラモーナの3年生の1年が、はじまります。
こんな子におすすめ
がんばっているのに空まわりしてしまって、「わたしばっかり」と感じることがある子に。ラモーナは特別な事件に巻きこまれるわけではなく、学校と家でのふつうの日々を生きています。だからこそ、同じ年ごろの子が「これ、わたしのことだ」と思える本です。読み聞かせなら低学年から。
読みどころ
- 生卵事件、教室で吐いてしまう事件、猫のお面での本の紹介。どれも一度は経験しそうな「はずかしい」「どうしよう」の瞬間が、ラモーナの目線でまっすぐ描かれています。
- 大人の何気ないひとこと(「やっかいな子」)に子どもがどれだけ傷つくか、そしてそれが誤解だとわかったときの安心感を、クリアリーはていねいにすくいとります。
- お父さんの大学通い、お母さんの仕事、家計のやりくり。家族みんなに事情があって、ラモーナも「家族の一員」として役目を引き受けている姿がけなげです。
- 最後の、見知らぬ人がごちそうしてくれる場面。派手なできごとではないのに、読んだあと気持ちがあたたかくなる名場面です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
新しい学校の初日、バスでダニーという男の子(ラモーナは「庭のサル」とあだ名をつけます)に消しゴムをとられますが、やがてふたりは、けんか友だちのような仲になります。担任はウェイリー先生。クラスでは「読書の時間(DEAR)」が好きになります。
お弁当に流行の「ゆで卵を頭で割る」をやってみたら、お母さんがゆでわすれた生卵で、髪は卵まみれ。保健室で、事務の先生がラモーナを「目立ちたがりでやっかいな子」と言うのを聞いてしまい、ラモーナは深く傷つきます。
ある日ラモーナは、授業中に気分が悪くなり、教室で吐いてしまいます。家で寝込んでいるあいだ、お母さんが仕事を休んでそばにいてくれて、ラモーナは「自分は大切にされている」と感じます。学校へもどると、本の紹介をテレビのコマーシャルふうにやるという宿題が出て、ラモーナは猫のお面をかぶり、「全部読んだなんて信じられない!」というキャッチコピーで発表して大うけ。そのあと、ウェイリー先生に「やっかいな子だなんて思っていない」と言ってもらえます。
雨の日曜日、家族みんなが機嫌が悪くなり、夕食は言い合いに。でもお父さんは「今夜は外食だ」と宣言し、家族でハンバーガー店へ行きます。そこで隣の席の年配の男性に声をかけられ、帰りぎわ、その人がクインビー家の食事代を払っていってくれたことがわかります。「すてきな家族ですね」と言い残して。くたびれていた家族は、少し元気を取りもどし、ラモーナは「自分の家族はけっこう悪くない」と思いながら家に帰ります。
読んだあとに話したいこと
- ラモーナが「目立ちたがり」と言われたとき、どんな気持ちだったと思う? きみならどうする?
- 雨の日曜日、家族みんなが機嫌が悪かったのはなぜだろう?
- ハンバーガー店の男の人は、どうしてクインビー家の食事代を払ってくれたのだと思う?
おうちの方へ
文は短くやさしく、1章がひとつのエピソードになっているので、英語のチャプターブックに慣れてきた子の次の一冊にぴったり。アメリカの学校の習慣(バス通学、お弁当、本の紹介の宿題)は少し説明してあげると入りやすいです。日本語版は学研『ラモーナ、八歳になる』(現在は入手しにくい)。シリーズ6冊目ですが、ここから読んでも大丈夫。1982年ニューベリー・オナー。
次に読むなら
シリーズの続きは Ramona Forever で、クインビー家に大きな変化がおとずれます。さかのぼって Ramona the Pest(幼稚園時代)から読むのも楽しい。同じくらいの長さで、女の子と犬の夏を描いた Because of Winn-Dixie、少し軽めに学校生活を笑いたいなら Diary of a Wimpy Kid へ。動物の物語がすきなら Charlotte's Web も、ラモーナのあとに手が伸びやすい一冊です。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Because of Winn-Dixie
Kate DiCamillo
「家族」「成長」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid
Jeff Kinney
「学校」「笑える」のお話・同じくらいの長さ

Charlotte's Web
E. B. White
「成長」のお話・同じくらいの長さ

Matilda
Roald Dahl
「学校」「笑える」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid: Big Shot
Jeff Kinney
「笑える」「家族」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
