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英語のシリーズ

Ramona

ラモーナ(ゆかいなヘンリーくんシリーズ)

全8巻(完結) ラモーナが主役の本の数。ラモーナが脇役で出てくる Henry Huggins のシリーズは数えていません。

作:Beverly Cleary

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17

Ramona は、アメリカの作家ベバリー・クリアリーによる、ラモーナ・クインビーという女の子の物語のシリーズです。舞台はオレゴン州ポートランドのクリッキタット通り。ラモーナは、もともと同じ作者の Henry Huggins のシリーズに、ヘンリーの友だちビーザスの小さな妹として登場しました。1955年の Beezus and Ramona で姉妹が主役になり、1999年の Ramona's World まで、40年以上をかけて8冊が書かれています。

シリーズを通して、ラモーナは保育園に通う4歳から、4年生まで少しずつ大きくなっていきます。思ったことをすぐ口に出し、やりたいことに一直線のラモーナは、まわりの大人をこまらせてばかり。でも本人はいつも大まじめで、わかってもらえないくやしさや、自分はいい子なのかという不安が、子どもの目線のまま書かれています。Ramona and Her Father と Ramona Quimby, Age 8 は、アメリカの児童文学賞であるニューベリー賞のオナーに選ばれました。

巻が進むと、おとうさんが仕事を失ったり、おかあさんが働きに出たりと、家族の事情も描かれるようになります。大きな事件が起こるわけではありませんが、学校や家での小さなできごとが、どれも子どもにとっては一大事として描かれ、読む子は自分のことのように笑ったり、どきっとしたりします。

英語は日常の会話が中心で、ファンタジーのような特別な単語はほとんど出てきません。1冊は150〜200ページほどで、英検準2級〜2級程度が目安です。古い時代の作品なので、ところどころ今とは違う生活の様子も出てきます。日本語版は学研から松岡享子さんの訳で「ゆかいなヘンリーくん」シリーズとして出ているので、日本語で親しんでから原書に進むこともできます。

読む順番のコツ

1冊ごとに話はまとまっているので、どこから読んでも楽しめます。ただ、ラモーナの学年や家族の状況は巻ごとに進んでいくので、通して読むなら刊行順がおすすめです。小学生のラモーナから読みたいなら、1年生になる Ramona the Brave や、3年生の Ramona Quimby, Age 8 から入るのもよいでしょう。英語は英検準2級〜2級程度が目安で、日本語版(学研「ゆかいなヘンリーくん」シリーズ)と並べて読むこともできます。

こんな子に

小学校中学年〜高学年に。英語は英検準2級〜2級程度が目安です。きょうだいのいる子、学校や家でのふつうの毎日を描いた物語が好きな子、ラモーナと同じ年ごろの子に。

読む順番

刊行順。ラモーナが主役の本は全8巻です。ラモーナが脇役で登場する Henry Huggins のシリーズもあり、日本語版ではどちらも「ゆかいなヘンリーくん」シリーズにまとめられています。

  1. 1

    Beezus and Ramona

    1955年。姉ビーザスの目から見た4歳のラモーナ。日本語版『ビーザスといたずらラモーナ』

  2. 2

    Ramona the Pest

    1968年。幼稚園に入る。日本語版『ラモーナは豆台風』

  3. 3

    Ramona the Brave

    1975年。1年生。日本語版『ゆうかんな女の子ラモーナ』

  4. 4

    Ramona and Her Father

    1977年。2年生。日本語版『ラモーナとおとうさん』

  5. 5

    Ramona and Her Mother

    1979年。日本語版『ラモーナとおかあさん』

  6. 6
    『Ramona Quimby, Age 8』の表紙
    Ramona Quimby, Age 8

    1981年。3年生。日本語版『ラモーナ、八歳になる』

    小2〜小4長編English
    あらすじを読む →
  7. 7

    Ramona Forever

    1984年。日本語版『ラモーナとあたらしい家族』

  8. 8

    Ramona's World

    1999年。4年生。最終巻。日本語版『ラモーナ、明日へ』

当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。

読み終えたら、次の1冊

  • 『Because of Winn-Dixie』の表紙
    Because of Winn-Dixie

    家族や近所の人とのふつうの毎日を描いた物語が好きな子に。新しい町に引っこしてきた10歳のオパールが、スーパーで出会った犬をきっかけに友だちをつくっていきます。約2万2千語とラモーナとほぼ同じ長さで、同じ年ごろの女の子の語りなので、次の1冊として無理なく読めます。

  • 『Charlotte's Web』の表紙
    Charlotte's Web

    子どもの気持ちをていねいに描くお話が好きな子に。子ブタのウィルバーとクモのシャーロットの友情の物語で、農場の季節のうつりかわりも美しく描かれます。約3万2千語と少し長くなり、命の終わりもテーマになるので、中学年以上で読むのがおすすめです。

  • 『Front Desk』の表紙
    Front Desk

    家族のお金の心配や、学校での悩みに向き合うラモーナに共感した子に。中国からアメリカに来た10歳のミアが、両親の働くモーテルのフロントを手伝いながら奮闘します。約5万5千語と長くなりますが、短い章と前向きな語りで、高学年の目標にぴったりです。

よくある質問

Q. 英語はどのくらいのレベル?何年生向けですか?
Ramona Quimby, Age 8 で約2万1千語、1冊は150〜200ページです。日常の会話が中心で特別な単語は少ないものの、文はチャプターブックより長く、くだけた言い回しも出てきます。英語を4〜5年続け、英検準2級前後の力がある小学校高学年が目安です。日本語版で親しんでから原書に進むと、無理なく読めます。
Q. どの巻から読めばいい?途中からでも大丈夫?
1冊ごとに話はまとまっているので、どこから読んでもかまいません。ラモーナは巻ごとに学年が上がり、家族の状況も変わっていくので、通して読むなら1955年の Beezus and Ramona からの刊行順です。小学生のラモーナから入りたいなら、ニューベリー賞オナーにも選ばれた Ramona Quimby, Age 8 が読みやすい入り口です。
Q. 日本語版はありますか?
松岡享子さんの訳で、学研から「ゆかいなヘンリーくん」シリーズの一部として、8冊とも邦訳が出ています。『ビーザスといたずらラモーナ』『ラモーナ、八歳になる』のように題名が英語版と変わるので、巻の対応は上の読む順番の一覧で確かめてください。英語版と並べて、同じ場面を読みくらべる使い方もできます。
Q. 悲しい場面や、気になる場面はありますか?
大きな事件は起きませんが、Ramona and Her Father ではおとうさんが仕事を失い、家の中がぎくしゃくする様子が描かれます。Ramona Forever では飼いねこが死ぬ場面もあります。どれも子どもの目線で受けとめられる書き方なので、こわがる心配はほとんどなく、家族の話をするきっかけにもなります。

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