文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
飛行機の墜落から、たったひとり森で生きのびたブライアン。家に帰って2年ほどたったある日、政府の人たちが訪ねてきます。サバイバル訓練に役立てるため、もう一度森へ行き、どうやって生きのびたのかを見せてほしいというのです。
今度はひとりではありません。心理学者のデレクが同行し、すべてを記録します。前とちがって、無線機も用意されています。ブライアンは迷いながらも引き受け、ふたりは人里はなれた湖のほとりにおろされます。けれど森は、今回もブライアンに、思いもよらない試練を用意していました。
こんな子におすすめ
Hatchet を読んで、ブライアンのその後が気になった子に。今回は自分のためではなく、動けない相手の命を背負って川を下るという、前作とはちがう種類のサバイバルです。自然のきびしさと、だれかを助けるために最後まであきらめない気持ちを描いた物語が読みたい子に。
読みどころ
- 前作ではひとりで生きのびたブライアンが、今度は大人を連れて森に入り、自分の知識を「教える側」になります。成長したブライアンの姿が見どころです。
- 意識のない相手を筏に乗せて、眠らずに川を下る後半。自分の力の限界をこえて進みつづける緊張感が、短い文でたたみかけるように描かれます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ブライアンは、デレクに道具をあまり使わず暮らすよう求め、ふたりで小屋を作り、魚をとり、森の暮らしをはじめます。デレクはブライアンの考え方や行動を熱心に書きとめます。
ところがある夜、激しい嵐の中で雷が落ち、デレクは意識を失ったまま目を覚まさなくなってしまいます。無線機も使えず、助けを呼ぶ手段はありません。このままではデレクの命が危ない。ブライアンは、地図で見た、川をずっと下った先にある交易所まで、デレクを運ぶことを決意します。
ブライアンは丸太で筏を組み、意識のないデレクを乗せて、ほとんど眠らずに川を下ります。空腹や疲れ、流れの速い急流と戦いながら、100マイル以上の川を下り、ついに交易所にたどりつきます。デレクは助かり、ブライアンは、ふたたびひとりで森と川に立ち向かいきったのでした。
読んだあとに話したいこと
- もう一度森へ行ってほしいと頼まれたら、自分なら引き受ける?
- ひとりで生きのびるのと、だれかを助けながら進むのと、どちらがたいへんだと思う?
- ブライアンは、前作の経験からどんなことを学んでいたと思う?
おうちの方へ
Hatchet(『ひとりぼっちの不時着』)の続編です。前作の体験を前提に話が始まるので、先に Hatchet を読むのがおすすめですが、冒頭で前作のことにふれられるので、これだけでも筋は追えます。英語は英検2級程度。短い文とくり返しが多く、130ページほどと前作より短いので読みやすい一冊です。雷の事故の場面は緊張感がありますが、残酷な描写はありません。
次に読むなら
Hatchet(『ひとりぼっちの不時着』)の続編。単独でも読めますが、前作を読んでいると、ブライアンの成長がよりはっきり感じられます。シリーズには、Hatchet の「もし救助されなかったら」を描く Brian's Winter などもあります。きびしい自然とひとりで向きあう人の物語をもっと読むなら、ヘミングウェイの The Old Man and the Sea も次の一冊に。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

Hatchet
Gary Paulsen
同じ作者・「冒険」「自然」のお話・同じくらいの長さ

The Old Man and the Sea
Ernest Hemingway
「自然」「冒険」のお話・同じくらいの長さ

十五少年漂流記
ジュール・ヴェルヌ
日本語の本・「冒険」「自然」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid: The Deep End
Jeff Kinney
「冒険」「自然」のお話・同じくらいの長さ

The Land of Stories: A Grimm Warning
Chris Colfer
「冒険」「成長」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
