ブックリンカー
『ツナグ 想い人の心得』の表紙
中学〜高校長編

ツナグ 想い人の心得

作:辻村深月

対象の目安
中学〜高校
ボリューム 推定
約200,000字長編
ページ数
404ページ
出版社
新潮社2019年10月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

一生に一度だけ、亡くなった人と一晩だけ会わせてくれる「使者(ツナグ)」。『ツナグ』の続編です。

前作から7年。渋谷歩美はもう高校生ではなく、会社員として働きながら、祖母から引きついだ使者の役目をひそかに続けています。

そんな歩美のもとに、今日もさまざまな人が依頼にやってきます。亡き親友に会いたいと願う女優の代わりにやってきた若手俳優。資料でしか知らない郷土の名士に会いたいという元教員。若くして亡くした娘を思う母親たち。工房を継ぐかどうか迷う一人娘。そして、若いころの想い人をたずねて来た85歳の老人。死者との一度きりの再会は、依頼人に何をもたらすのか。生者と死者をつなぎつづけてきた歩美自身にも、初めての迷いが訪れます。

こんな子におすすめ

前作『ツナグ』で歩美と使者の物語に心を動かされた人に。高校生だった歩美が大人になり、仕事と使者の役目の両方を抱えて生きる姿が描かれるので、進路や将来を考えはじめた高校生にも響きます。死者との再会を通して、生きている人との関係を見つめなおしたい人に。

読みどころ

  • 使者の歩美が大人になったこと。前作では見習いだった彼が、依頼人とどう向きあうようになったのか、その変化を前作と比べながら読めます。
  • 依頼人ごとに願いも結末もまったく違う連作の形。一度きりの再会をどう使うかという問いが、章ごとに新しい角度から投げかけられます。
  • 前作の登場人物が思いがけない形で顔を出します。『ツナグ』を読んでいると、7年という時間の重みがいっそう伝わってきます。

読んだあとに話したいこと

  1. もし一度だけ亡くなった人に会えるなら、だれに会って何を聞きたい?
  2. 死者に会うことで、かえってつらくなることもあるのかな。
  3. 前作から大人になった歩美の、どんなところが変わったと思う?

おうちの方へ

『ツナグ』の続編なので、前作を読んでから手にとるのがおすすめです。前作の登場人物も顔を出します。前作同様、どの章にも死が描かれ、娘を亡くした母親の話など重いテーマも含まれます。怖い話ではありませんが、身近な人を亡くした経験のある子には強く響くので見守ってください。章ごとに区切りがあり、少しずつ読めます。

次に読むなら

まだの人は、まず前作『ツナグ』から。同じ辻村深月の『かがみの孤城』は、ふしぎな城に集まる中学生たちの物語で、最後に伏線が一気につながる構成を楽しめます。生と死を少し軽やかに見つめる物語なら、森絵都の『カラフル』もおすすめです。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。