ブックリンカー
『宇宙のみなしご』の表紙
小6〜中学長編

宇宙のみなしご

作:森絵都

対象の目安
小6〜中学
ボリューム 推定
約90,000字長編
ページ数
176ページ
出版社
角川書店1994年11月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

中学2年生の陽子と、1つ下の弟リン。仕事でいそがしい両親のもと、ふたりはいつも自分たちで遊びを考えだしてきました。いま夢中になっているのは、真夜中にこっそり家を抜けだして、よその家の屋根にのぼること。

屋根の上で見上げる夜空は、昼間のわずらわしさをすべて忘れさせてくれます。ところがある日、クラスメイトの七瀬さんや、いじめられっ子のキオスクまでが、このひみつの遊びにかかわることに。それぞれにひとりぼっちを抱えた4人の、夜の屋根の物語です。

こんな子におすすめ

クラスのなかで自分の居場所に迷っている中学生前後の子に。いつも一緒にいるきょうだいがいる子なら、陽子とリンの関係に自分たちを重ねられるでしょう。にぎやかな友だち付き合いより、ひとりで考える時間を大切にしている子にとって、夜の屋根の上の静けさは特別な景色に映るはずです。

読みどころ

  • 真夜中に屋根にのぼるという、ひみつの遊びが物語の中心。昼間の学校とはまったく違う夜の世界が、登場人物たちの本音が出てくる場所として描かれます。
  • 陽子とリン、七瀬さん、キオスクの4人は、性格も学校での立ち位置もばらばら。それぞれが抱えるひとりぼっちの形が少しずつ違うところに、この物語の細やかさがあります。
  • 仕事で忙しい両親のもと、自分たちで遊びを発明してきた陽子とリン。大人に頼らずに支え合うきょうだいの距離感が、甘すぎず印象的に描かれています。

読んだあとに話したいこと

  1. 陽子とリンは、どうして屋根にのぼる遊びに夢中になったんだと思う?
  2. キオスクがどうしても仲間に入りたかった気持ちを、どう思った?
  3. タイトルの「宇宙のみなしご」ってどういう意味だと思う?
  4. 4人のなかで、自分にいちばん近いと思うのはだれ?

おうちの方へ

思春期の孤独と、人とつながることの意味を描いた短めの長編です。いじめや、夜中に家を抜けだして屋根にのぼる危険な遊びが描かれるので、まねしないよう一言そえると安心です。170ページほどと長すぎないので、長編に慣れていない中学生にも。ひとり読みは小学6年生〜中学生が目安。

次に読むなら

森絵都の作品をもっと読むなら、中学生の揺れる心を描いた『つきのふね』や、一度死んだ魂がやり直しの機会を与えられる『カラフル』へ。学校に居場所をなくした子どもたちがつながっていく物語として『かがみの孤城』、祖母との暮らしのなかで心を取りもどす『西の魔女が死んだ』もあわせて読みたい作品です。友だちとの関係を海外の物語で読むなら『テラビシアにかける橋』も近いテーマを持っています。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。